2025年01月17日

ブルー・トレイン/ジョン・コルトレーン

青森県には,一部の地域に大雪警報が出ています。
自宅前の雪かきをして,今朝はジャズを聞いています。

前回までは思い入れのあるクラシックのLPをかけましたが,今回からは思い入れのあるジャズのLPを聞くことにしました。
クラシックもそうでしたが,ラックの中から気に入っているジャケットを取り出して,これからしばらくかけていきます。

今日のLPは,ジョン・コルトレーンのブルー・トレインです。

ブルー・トレイン.JPG



ジョン・コルトレーンts,リー・モーガンtp,カーティス・フラーtb,ケニー・ドリューp,ポール・チェンバースb,フィリー・ジョー・ジョーンズds
1957.9.15ブルー・ノート

このLPは,私が購入した最も早いころのものです。
印象的な1曲目の「ブルー・トレイン」に心をつかまれました。テレビのBGにも使われる有名な曲ですが,コルトレーンはもちろんのこと,リー・モーガンのトランペット,カーティス・フラーのトロンボーンもとてもいいです。そしてケニー・ドリューのピアノが固いタッチで引き締めています。ベース,ドラムスは当時のマイルスのリズム・セクションです。

B面2曲目のポピューラーな名曲「アイム・オールド・ファッションド」でそれぞれの名手のソロが奏でるバラードがとてもいいです。

ダーク・ブルーに若いコルトレーンの顔が印象的です。




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2025年01月15日

カール・リヒター/バッハ・組曲

暖かい日が続いた青森市ですが,寒い朝です。
一時1.2mあった積雪ですが,80㎝台になりました。
それでも遠くにいる知人や親せきから雪の心配が寄せられていますが心配いりません。
我が家は,幹線道路に近く除雪が行き届いているので安心して生活できています。

さて,今年から無職になり,さしあたり,レコードラックから思い入れのあるクラシックのLPを引っ張り出して聞いていますが,今朝はカール・リヒターのバッハ・管弦楽組曲にしました。

IMG_4025.JPG

カール・リヒター指揮ミュンヘン・バッハ・管弦楽団 fl:オーレル・ニコレ ドイツ・アルヒーフ盤

これまでも何回か紹介しましたが,何といっても上品な三つ折りのジャケットが目を引きます。
このLPには組曲第2番と第3番が収められており,とりわけ私は第2番のとりこになりました。

フルート独奏と小編成の管弦楽の,いわばフルート協奏曲のような曲です。
ベルリンフィルの首席奏者であったニコレの余計な装飾を排除したソロが素晴らしい。
この録音を聞いて,いつしかこの曲のスタンダードはリヒター&ニコレ盤というふうに身に沁みついています。

評論家の中には,ミュンヘン・バッハ管弦楽団&合唱団をアマチュア集団と書いている方もいますが,ソリストは当代一流の方ばかりです。
また,カール・リヒターは,バッハが務めた聖トーマス教会のオルガニストとしてバッハ以来受け継がれてきたドイツ最高のオルガニストの地位に就いたばかりではなく,バッハがそうであったように同教会の合唱長にも就いたのです。

このLPはバッハの最高権威者の演奏として,私の敬愛・尊敬する名盤です。



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2025年01月13日

ブーレーズの幻想交響曲

昨年末から年明けまで続いていた大雪も,寒波が緩み積雪量が減少してきました。

無職となった老人は,レコードラックの中から思い入れのあるLPを取り出して聞いています。
今日は,20代のころ,クラシックにのめり込んだレコードの1枚,ブーレーズの「幻想交響曲」に針を落としました。
「春の祭典」と共に私がクラシックの庭に足を踏み入れたLPです。

src="https://aoyamahitosi.up.seesaa.net/image/E38396E383BCE383ACE383BCE382BAE383BBE5B9BBE683B3-thumbnail2.JPG" width="640" height="426">ブーレーズ・幻想.JPG

幻想.JPG



ピエール・ブーレーズ指揮ロンドン交響楽団 1967年CBS録音

シャルル・ミュンシュ指揮パリ管のような情熱的な演奏ではなく,遅いペースの中にロマン派の時代を踏み越えた音楽があります。
この曲は,作曲された当時,前衛作品とみられていたのではないでしょうか。
特に,第4,第5楽章に魅了されました。
かつて,ゆっくりした第4楽章(断頭台への行進),グレゴリオ聖歌のテーマを用いた第5楽章(ワルプルギスの夜の夢)の鐘にわくわくしたことを思い出しました。

LPを手にし,ブーレーズの姿がコラージュのように配されたジャケットのデザインの記憶がなかったのです。
二つ折りのジャケットの裏面を見てこれだと納得がいきました。私にとって,ブーレーズの「幻想交響曲」と言えばこの絵だったのです。

20年ぶりくらいで聞いたブーレーズの「幻想」ですが,今でも新鮮でゾクッとします。

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