世の中は今日から三連休,私は朝一番にブーレーズの春の祭典を聞くことにしました。
LPの写真は,スピーカーの上に置いてカメラを向けていますが,そのバックには敬愛するピエール・フルニエの写真があります。
いつも,優しいフルニエの顔を見ながら音楽を聞き,仕事をしてきました。
今朝は前回のラヴェルに続いてブーレーズの春の祭典に針を落としました。
この曲をLPで聞くのは20年ぶりくらいかもしれません。つい簡便なCDをということになってしまいます。
ピエール・ブーレーズ指揮クリーブランド管弦楽団,1969.7.28CBS録音 セベランス・ホール(オハイオ)
前回の記事にも書きましたが,ブーレーズ指揮ニューヨーク・フィルハーモニックの演奏でこの曲をNHKホールで聞きましたが,それもこのLPを聞いたことがきっかけでした。
ストラビンスキーの発表当時,前衛的でショッキングな曲に大騒動が持ち上がったそうですが,現在では,世界のオーケストラで演奏される人気曲になってしまいました。
私も多種多様な演奏を聞いてきましたが,ブーレーズ指揮の精緻であふれるダイナミズムに今でも心酔しています。
マルケビッチやゲルギエフの指揮とは異なる冷静さとみなぎる高揚があります。
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