2025年01月13日

ブーレーズの幻想交響曲

昨年末から年明けまで続いていた大雪も,寒波が緩み積雪量が減少してきました。

無職となった老人は,レコードラックの中から思い入れのあるLPを取り出して聞いています。
今日は,20代のころ,クラシックにのめり込んだレコードの1枚,ブーレーズの「幻想交響曲」に針を落としました。
「春の祭典」と共に私がクラシックの庭に足を踏み入れたLPです。

src="https://aoyamahitosi.up.seesaa.net/image/E38396E383BCE383ACE383BCE382BAE383BBE5B9BBE683B3-thumbnail2.JPG" width="640" height="426">ブーレーズ・幻想.JPG

幻想.JPG



ピエール・ブーレーズ指揮ロンドン交響楽団 1967年CBS録音

シャルル・ミュンシュ指揮パリ管のような情熱的な演奏ではなく,遅いペースの中にロマン派の時代を踏み越えた音楽があります。
この曲は,作曲された当時,前衛作品とみられていたのではないでしょうか。
特に,第4,第5楽章に魅了されました。
かつて,ゆっくりした第4楽章(断頭台への行進),グレゴリオ聖歌のテーマを用いた第5楽章(ワルプルギスの夜の夢)の鐘にわくわくしたことを思い出しました。

LPを手にし,ブーレーズの姿がコラージュのように配されたジャケットのデザインの記憶がなかったのです。
二つ折りのジャケットの裏面を見てこれだと納得がいきました。私にとって,ブーレーズの「幻想交響曲」と言えばこの絵だったのです。

20年ぶりくらいで聞いたブーレーズの「幻想」ですが,今でも新鮮でゾクッとします。

posted by hit at 06:49| Comment(1) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年01月11日

ブーレーズの春の祭典

記録的な寒波という報道がなされておりましたが,豪雪の青森市では雪も大したことがなく安心しています。

世の中は今日から三連休,私は朝一番にブーレーズの春の祭典を聞くことにしました。
LPの写真は,スピーカーの上に置いてカメラを向けていますが,そのバックには敬愛するピエール・フルニエの写真があります。
いつも,優しいフルニエの顔を見ながら音楽を聞き,仕事をしてきました。

ピエール・フルニエ.JPG


今朝は前回のラヴェルに続いてブーレーズの春の祭典に針を落としました。
この曲をLPで聞くのは20年ぶりくらいかもしれません。つい簡便なCDをということになってしまいます。

春の祭典.JPG

ピエール・ブーレーズ指揮クリーブランド管弦楽団,1969.7.28CBS録音 セベランス・ホール(オハイオ)

前回の記事にも書きましたが,ブーレーズ指揮ニューヨーク・フィルハーモニックの演奏でこの曲をNHKホールで聞きましたが,それもこのLPを聞いたことがきっかけでした。
ストラビンスキーの発表当時,前衛的でショッキングな曲に大騒動が持ち上がったそうですが,現在では,世界のオーケストラで演奏される人気曲になってしまいました。

私も多種多様な演奏を聞いてきましたが,ブーレーズ指揮の精緻であふれるダイナミズムに今でも心酔しています。
マルケビッチやゲルギエフの指揮とは異なる冷静さとみなぎる高揚があります。

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2025年01月09日

ピエール・ブーレーズのラヴェル

昨年末の最後の仕事が完了し,依頼主に書類を届けて司法書士業のすべてが完了しました。
自宅での自由な生活が始まりましたが,強い寒波襲来とのこと,不要な外出は控えております。

これからしばらくは,野外活動が始まるまでは,古いLPコレクションを発掘して聞いていきたいと思っています。
今日は,好きなピエール・ブーレーズのLPが目についたので針を落としました。
ブーレーズ/ラヴェル.JPG
ピエール・ブーレーズ指揮ニューヨーク・フィルハーモニック 1974.2.23,2.25 マンハッタン/ニューヨーク CBS録音
曲目①バレエ音楽<ラ・ヴァルス> ②古風なメヌエット ③バレエ音楽<マ・メール・ロア>

このLPは私が20代のころ,ちょうどバーンスタインとブーレーズがニューヨーク・フィルハーモニックを率いて来日コンサートを行った時の記念に購入したものでした。
上京し,NHKホールで,ブーレーズ指揮ニューヨーク・フィルを聞きに行ったのでよく覚えています。
ストラヴィンスキーの春の祭典でしたが,今でもその時の演奏が思い出されます。小柄で指揮棒なしのエネルギッシュな指揮でした。

今日聞いたのはラヴェルの名曲です。若々しいブーレーズの指揮で,ラヴェルのめくるめく管弦楽世界を聞かせてくれます。
三曲目のマ・メール・ロアが特にいいですね。
寒い中,音楽を楽しんでいます。







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