2017年02月27日

ソニー・クラーク/ソニーズ・クリブ

明日で2月は終わりです。あっという間の2月でした。
夜明けのジャズ,今朝の1枚は,ソニー・クラークの「ソニーズ・クリブ」です。
ソニー・クラークの3枚目ですが,ソニー・クラークはどのLPをかけても飽きることがありません。
バド・パウエル派と言われますが,御大のようなヒステリックなところがなく,硬派のピアノですがある意味リラックスしています。

ソニーズ・クリブ.JPG
ブルーノート1957年10月9日録音
ソニー・クラークp,ドナルド・バードtp,カーティス・フラーtb,ジョン・コルトレーンts,ポール・チェンバースb,アート・テイラーds

ドナルド・バード,カーティス・フラー,ジョン・コルトレインのホーン3人のソロが素晴らしいプレイを聞かせてくれます。
ベース,ドラムスは言わずもがなの二人です。

A面はスタンダード「ウィズ・ア・ソング・イン・マイ・ハート」「スピーク・ロウ」「カムレイン・オア・カム・シャイン」
B面は,ソニー・クラークのオリジナルで「ソニーズ・クリブ」「ニュース・フォー・ルル」
「ソニーズ・クリブ」は,ファンキーの香り一杯です。

ハードバップ全盛時の録音です。アップ・テンポからミディアムの曲まで名人たちが存分に技を発揮しています。
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2017年02月24日

ソニー・クラーク/ソニー・クラーク・トリオ(ブルーノート)

前回の「ソニー・クラーク・トリオ」に続いて,今朝の一枚も「ソニー・クラーク・トリオ」です。しかし,前回はタイム盤,今朝はブルーノート盤です。

ソニー・クラーク・トリオ.JPGソニー・クラーク・トリオ裏.JPG

1957年11月13日録音 ソニー・クラークp,ポール・チェンバースb,フィリー・ジョー・ジョーンズds

本盤は,「クール・ストラッティン」とならんでソニー・クラークの代表作であり,ブルーノート盤の売れ行きからしても,この二つはトップを行くものでしょう。

タイム盤は,ソニー・クラークの自作,本盤は,ジャズのスタンダードが収められています。
A面1曲目「ビー・バップ(ディジー・ガレスピー曲)」からバップピアニストの本領発揮です。
そして,B面2曲目「朝日のごとくさわやかに」は,この曲の代表的名演にあげられるでしょう。

ベースもドラムスも当時の名手二人,息がぴったり合っていて,名盤は,いつ聞いても飽きることはありません。
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2017年02月23日

ソニー・クラーク/ソニー・クラーク・トリオ(タイム)

今朝の一枚,若いころからずーっと聞き続けてきたソニー・クラークのLPから,タイム盤の「ソニー・クラーク・トリオ」です。

ソニー・クラーク/タイム.JPG
タイム1960年3月23日録音 ソニー・クラークp,マックス・ローチds,ジョージ・デヴュヴィエds

「ソニー・クラーク・トリオ」のタイトルで出回っているLPは,本盤のほかブルーノート(1957年録音)がありますが,ポピュラーなのは,ブルーノート盤でしょう。私もブルーノート盤を聞いていたところ,しばらく後に本盤が出て購入したのでした。

マックス・ローチのdsとジョージ・デヴュヴィエのdsとのトリオはぴったりと息のあった見事な演奏です。
演奏曲はほとんどソニー・クラークの自作で,ブルーノート盤のスタンダード曲に比較しても興味ある1枚ですし,少し陰影のある硬派な味に惹かれます。
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