2017年03月30日

マイルス・デイヴィス/ポーギーとベス

3月も今日と明日の2日限り,公務員時代の後輩,お得意先のベテラン担当者,定年を迎えて晴れて退職する方に対して,私は,大いにめでたいと祝福したい気持ちでいっぱいです。
幾十年かの様々な障害を乗り越えて勤め上げるのですから,その努力におめでとうと声をかけてあげたいと思っています。年度替わりには,いつもそのような感慨に浸ります。

さて,今朝の一枚はマイルス・デイヴィスによるジョージ・ガーシュインのオペラ「ポーギーとベス」です。
このLPもギル・エヴァンスとのコラボレーションによるもので,ポピュラーなものでは,「スケッチオブスペイン」もギル・エヴァンスの手になるものです。
ポーギーとベス.JPG
CBS1958年7月22,29日,8月4,14日録音
「マイルスアヘッド」とほぼ編成が似ており,トランペットがマイルスのほかに4本,トロンボーン4本,フレンチホルン3本,チューバ1本など,分厚いブラスの音に圧倒されます
マイルスは,「マイルスアヘッド」とは異なり,すべてミュート・トランペットと一部フリューゲルホーンを吹いています。
そして,キャノンボール・アダレイがアルトサックスで,ガンサー・シュラーがフレンチホルンで参加しています。

「マイルスアヘッド」もそうですが,LPに針を落として最初に耳にする音に,これがジャズかという戸惑いがあり,2回,3回と聞き進むとそれが消えていきます。
ギル・エヴァンスの編曲・指揮のオーケストラをバックに,マイルスのソロの形が出来上がったのでしょう。

オペラをビッグバンドで演奏しようとするわけですから,並大抵のアレンジではうまくいかないでしょう。
それにしても,「サマー・タイム」のミュートを効かせたマイルスが聞かせてくれます。
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2017年03月28日

マイルス・デイヴィス/マイルス・アヘッド

今朝の1枚,マイルス・デイヴィスのマイルス・アヘッドです。
このLPは,以後,何枚かの録音をすることになる,鬼才ギル・エヴァンスの編曲・指揮によるものです。

マイルス・ア・ヘッド.JPG
CBS1957年5月6,10,23,27日録音

ジャケットを見ていただければわかりますが,右上に「マイルス・デイヴィス+19」とプリントされているとおり,tp5,tb3,btb(バス・トロンボーン)1,Frh3,tuba1,as1,bcl1,fl,cl3,b1,ds1
以上のほか,リーダー,マイルスのtp,一部フリューゲル・ホーンの構成です。

A面3曲目に「デューク」が収録されていますが,ビッグバンド・ジャズを演奏する上で,ギル・エヴァンスが,デューク・エリントンに大きな影響を受けたのではないかと,日本語ライナーで佐藤允彦氏が書いています。
ギル・エヴァンスはバルトークに傾倒していたそうで,妄想すると,彼の作り出す音はアフリカとハンガリーの,ひいてはアジアの民族の血が流れているのかもしれませんね。

マイルス・ビッグ・バンドの圧倒的な力を受け入れた朝でした。
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2017年03月25日

春・いちご大福

近くの豆大福で名の売れている和菓子屋さんで,最近,大きないちご大福が店に並んでいます。
甘辛両方いける口なので,今朝,いちご大福と桜道明寺を買うことに。
大きないちごのまわりを小豆餡,そして外側がお餅です。実に大きい。
IMG_1374.JPG
大きさを比較しました。隣の皿は普通の大きさの桜道明寺です。

大きくて,一人で一個に口をつけるのはどうか?と思うほど大きく,お餅を口にすると,いちごの果汁が口に広がります。店のご主人が言うには,奥さんがいちご大福を食べたいと言ったので作ってみたのだそうです。

こんな大きないちご大福は初めての経験ですが,桜道明寺と併せて,春が近づいた気にしてくれたお菓子でした。
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