2017年12月30日

2017年トピックス

いよいよ2017年も今日,明日を残すのみとなりました。
今年を振り返ってこの1年を総括してみました。

Ⅰ 健康
これまで,風邪一つ引かない犬並みの私でしたが(犬に失礼か?),7月中旬,突然,排尿障害になり,尿を催しても出ない日が続き,やむなく泌尿器科の診察を受けたのでした。
検査入院の結果,前立腺異常もなく,がんでもないという結果が出ました。
何が原因か,医者もはっきりした原因がわからないということでした。
尿管を広げる手術は避け,薬剤を服用して治療する方法を選択して,今は何事もない生活に戻りました。健康あればこその老後の生活です。実感しています。仕事もほどほど,遊びも酒もほどほどにゆとりある生活が大事です。

Ⅱ 趣味ないし道楽
①野の花
今年も雪のない時期は,毎週土曜野山を駆け巡り,足腰を使いながら野の花を見て歩きました。
道路のそばのあまり気に留めない,たとえば,マタタビの梅のような白い花,岩場に咲くスカシユリ,星のような八甲田のセンブリなど私たちの身の回りに癒される動植物がたくさんあります。野遊びのすばらしさをどうぞ。
マタタビ
マタタビ1.JPG
センブリ
センブリ3.JPG
スカシユリ
スカシユリ6.JPG

②音楽
朝起きると,食事の前に,LPレコードをかけるか,FM放送でバロック音楽を聞くなど,私の生活に音楽は欠かせないものになっています。
当ブログでも,「夜明けのジャズ」と称して,私が持っているジャズのLPをジャケットの写真と共に記事を書いています。そして,仕事の合間や仕事が早く片付いたときにはLpやFMで音楽を聞いています。

その中でも今年一番は,東京で聞いた,ヴァイオリニスト「ギドン・クレーメル」の東京芸術劇場のコンサートでした。現代のヴィルトゥオーゾは余裕しゃくしゃくでした。
そして,レコードでは,midoriさんからプレゼントされた「ビル・エヴァンスのヴィレッジ・ヴァンガード完全録音盤」です。録音途中の停電や,演奏後の雑談・グラスの音など臨場感にあふれています。そして,何よりも音の良さ。
BOX.JPG

その他,たくさんの音楽を聞きました。

③展覧会
ベストワンは,上野の都美術館の「ボストン美術館の至宝展」でしょう。
ボストン美術館所蔵の日本美術をたくさん見ることができました。そして,海外作品も興味あるものをたくさん見ました。
中でも,江戸期の画家「英一蝶」の「釈迦涅槃図」には度肝を抜かされました。テレビでも紹介されていました。
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アラーキーの写真展も,生き様を見るようでした。
アラーキー3.JPG

Ⅲ 食
食も道楽のようなものです。
今年は,特別の意味がありました。
息子とうれしい客が訪ねて来てくれまして,はた善で食事をしました。
スペシャルメニューの「鮑のリゾット」は一同納得の味でした。
そして,midoriさんと訪れた時の,「鱈白子」と「サプライズの「大間本鮪中トロ握り」,今年も贅沢な食を堪能した1年でした。中トロ握り.JPG
鱈白子.JPG

Ⅳ 今年の締め括り
毎年年末の休みは,その年の仕事の集計をすることにしています。
今年も今日と明日,気ままな個人事業主の仕事集計です。
本年中の事業収入と源泉徴収税額を集計します。こうしておくと年明けの確定申告を素早くできるというわけです。
納税も国民の義務ですから,節約できるところは節約し,嘘偽りなくすべて自分の手で申告書を作成しています。どのようなことになるか。還付があれば交換レンズを買いたいな。

今回の記事で今年の締めくくりといたします。この1年お付き合いいただきありがとうございました。
この記事を書きながら,ダイアナ・クラールのベスト・アルバム(Verve)を聞いておりました。大プロデューサー・リピューマとダイアナのピアノとヴォーカルの録音に酔いしれていました。
ダイアナ・クラール/ベスト.JPG
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2017年12月27日

暮の魚・真鱈

暴風雪が吹き荒れて今日で3日,今年も仕事は明日まで,そして残すところ今日から5日で新年を迎えます。
忙しく市内を走り回って午後自宅に帰ると,下北・佐井村にいる従姉妹から大きな真鱈が届いていました。

真鱈.JPG

さばくためにヒレを切り落とした後の写真です。仕事の後,解体することにしました。90㎝の大物をカミさんと二人がかりで格闘しました。

はた善の親方から,白子の湯引きの勘所を伝授してもらったので,それを活かす機会到来と思いきや,残念「子鱈(メス)」でした。

年末年始の間,鱈の焼き物,粕味噌漬,アラ汁(津軽ではじゃっぱ汁),人参の子和え,鱈チリそのほかで,毎日のように鱈と対面することになります。

今日,明日の2日間,仕事の締めをオコタリなく!
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2017年12月24日

ジョン・コルトレーン/ジョン・コルトレーン「至上の愛」

いよいよ年も押し迫ってきました。
今日はクリスマスイヴ,「夜明けのジャズ」本年最後の1枚は,ジョン・コルトレーンの「至上の愛」にしました。

今朝の読売新聞2面「四季・長谷川櫂氏選解説」を紹介します。
『白い猫と「至上の愛」を聴いてゐる花びらのやうな雪の降る午後』時田則雄・歌集「エゾノギシギシ」

ちょうど私も「至上の愛」をかけて,今年最後の「夜明けのJazz」にしようとしていたところでした。私の場合は,白い猫とではなく,朝早く起きる老人が,朝食前に,その日の仕事の準備をしながら聞いているのです。
あるいは,夜,ワインを傾けながら,昔Jazzを聞いていたころを思い出しているのです。

至上の愛.JPG
インパルス1964年11月9日録音,ジョン・コルトレーンts,vo,マッコイ・タイナーp,ジミー・ギャリソンb,エルヴィン・ジョーンズds,timp
コルトレーン・ジャズの集大成でしょう。
全曲を通して聞くと,コルトレーンの音楽観が鮮明に見えてくるという。
若いころ,ジャズ喫茶で,ただひたすら聞いていたころ,このような彼の音楽を聞いていたような気がします。

ジミー・ギャリソンのベース,エルヴィン・ジョーンズのドラム,ティンパニーが大活躍します。
そして,コルトレーンが低い声を発します。数あるコルトレーンのLPの中でも共感し,最も好きだと思っています。

ヴァン・ゲルダーの録音にはずれはありません。
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