2018年03月31日

ビリー・ホリデイ/レディ・イン・サテン

今日で3月は終わり,明日からは新年度が始まります。
当ブログの「夜明けのJazz」は,今回でとりあえず終わりにいたします。
調べてみると前回で108回,ちょうどよかったのかなと思いますが,私にとって最後の1枚として是非かけなければいけないLPがあります。
それが今朝の1枚,ビリー・ホリデイの「レディ・イン・サテン」です。

IMG_1651.JPG

1958年2月18,19&20日,米コロンビア録音,ビリー・ホリデイvo,レイ・エリスarr&orch

1930年代半ばから活躍した彼女ですが,50年代に残した録音に聞く声はかつての潤いはなく,一部からは酷評されるようになりました。
そのような最晩年期の録音ですが,美しい声,歌唱を超越し聞く者を感動させる力があります。

レイ・エリスの編曲・指揮によるオーケストラは美しく,編曲とはこのようなものかと感じさせます。
J.J.ジョンソンのトロンボーンがバップ時代を超越した優美なバラードを奏でます。

この録音の翌年,1959年7月17日44歳で亡くなります。
ちなみに,この年の3月15日にレスター・ヤングが亡くなっています。

約2年,私の保有するLPから,私の独断による選別でジャズを聞いてレポートを書いてきました。
ジャケットのギャラリーのようなものでしたが,ある意味,好みのジャケットによる選別だったかもしれません。
LPを整理し,さらに保有LPを紹介するかもしれません。その時までしばらくお休みします。
お付き合いくださりありがとうございました。
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2018年03月29日

ビリー・ホリデイ/アラバマに星落ちて

3月も今日を除いてあと2日,31日土曜は事務所休業ですが,相続の相談が2件入っており,年度替わりは何やら落ち着きません。

「夜明けのJazz」の締めくくりをしなければいけません。
ビリー・ホリデイで締めることにしました。

今朝は,「アラバマに星落ちて」です。
アラバマに星落ちて.JPG
1957年1月3,4,7,8日録音のVerve盤。ビリー・ホリデイのvoのほか,ハリー・エディソンtp,ベン・ウェブスターts,ジミー・ロウルズp,バーニー・ケッセルg,レッド・ミッチェルb,ジョー・モンドラゴンb,アルヴィン・ストラーds,ラリー・バンカーds

ビリー・ホリデイ最晩年の録音で,この年の7月まででVerveの録音は終わります。
全盛期の声のつややかさやはりのある歌声はないものの,魂の叫びが聞こえます。

私は,20代のころこのLPを手にしましたが,ビリー・ホリデイの絞り出すような声に寄り添うようなベン・ウェブスターの柔らかなテナーの音にしびれました。
それほど人気のLPではありませんが,私の愛聴盤です。

曲目も名曲揃いですから紹介します。
A①デイ・イン,デイ・アウト②フォギー・デイ③アラバマに星落ちて
B①ワン・フォー・マイ・ベイビー②ジャスト・ワン・オブ・ゾーズ・シングズ③時さえ忘れて

ベン・ウェブスターのテナーは言わずもがなですが,バーニー・ケッセルの硬い調子のギターが素晴らしい。収録されている6曲の晩年のビリーホリデイ,色あせることはありません。
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2018年03月25日

福寿草

青森市の積雪ゼロとなり,春がきました。
今年の桜開花は平年よりも10日早いそうですが,何回か前の記事でマンサクの開花が桜開花予測の目安になるらしいと書きましたが,弘前公園のマルバマンサクの開花からほぼ1か月で開花となるようです。4月20日ころ,弘前公園の桜開花らしいです。

しばらく前から,今年の野外活動は,福寿草から始めようと決めていました。
陸奥湾の真ん中に突き出た夏泊半島の先端部にある「夏泊大島」,福寿草は盛りを迎えていました。
晴天に誘われ,青森市から車で4,50分,車を降りて心臓破りの灯台保守のための石段を登って15分,藪の中に咲いていました。
キクザキイチゲやエンゴサクもあり,カタクリも姿を見せていました。

福寿草4.JPG福寿草3.JPG
福寿草5.JPG
福寿草1.JPG
福寿草2.JPG

キクザキイチゲの白や薄紫の花が見えていました。
キクザキイチゲ1.JPGキクザキイチゲ2.JPG

エンゴサクの紫が遠慮がちに咲いていました。
エンゴサク.JPG


昨年は4月1日に来ていました。
一冬じっと待っていた野の花に会えました。
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