金曜の朝,時折強い雨が降っていました。
今週はいつになく忙しい日が続いたので,昨日のうちに,朝イチの仕事を片付け,午後からは田代平湿原に是非出かけたいと思っていました。
5月20日ころ,田代平湿原に向かう道に橋が架けられ,半年ぶりに湿原に歩いて行けるようになるからです。
午後2時半頃,橋を渡り湿原に向けて歩き始めました。
木道への道,いつも通り,この季節に見られるズダヤクシュ,喘息に効くという意味です。

花開いたばかりのホウチャクソウ,薄緑の面長の花が好きです。


エンレイソウ(延齢草),一月前には眺望山で咲いていました。こちらのエンレイソウは大きい。

木道を歩き始めると,目指していたヒメシャクナゲが湿原一帯に咲いています。
湿原の春を代表する花,今日はこの花を見に来たのです。
ヒメシャクナゲをどうぞ!




チングルマが咲いていました。
残念ながら,八甲田の毛無岱などとは違い,田代平湿原には大きな群落はありません。しかし,その名のとおりかわいらしい。小さくても木なのです。


春一番,湿原の花は,この花もです。
ショウジョウバカマ,長い茎から放射状に薄紫の花が開いています。
ヒメシャクナゲ同様大好きな湿原の花です。





ワタスゲにはまだ早いと思っていましたが,白い綿毛になる前のワタスゲが雨と風にさらされていました。

今週は,2週間分の仕事をしたので,金曜の午後を休養代わりに山に出かけました。
1年ぶりに恋人に会った気分です。不良老人の楽しみの一つです。