今週は忙しい日が続き,水曜にしてもう通常の2週間分の仕事を処理したので,しばらくのんびりしたいと考えていますがはたしてどうなるか?思いとは別に,突発的なことが起こるものです。
今朝,「戦時のフルトヴェングラー」エロイカに続いて聞いたのは,ベートーヴェンのピアノ協奏曲第4番です。1943年11月3日ベルリン・フィルハーモニー・ホールのライヴ録音 ベルリン・フィル とピアノ:コンラート・ハンゼンの演奏です。
この曲は,5番「皇帝」とはまったく趣を異にし,ある意味女性的というか,非常にロマンティックな曲で私は好んでいます。
この演奏について,宇野功芳氏は,著書の「フルトヴェングラーの全名演名盤」で,「フルトヴェングラーの遺した数多いディスクの中でも,特にすばらしい名演奏のひとつである。」と称えています。
全曲を通してロマンティックでフルトヴェングラーらしい自在なテンポ,華やかなピアノがこの名曲を聞かせてくれます。
戦時中のドイツで,フルトヴェングラーはたくさんの放送のための演奏活動や聴衆を前にした演奏を行っていますが,日本ではとても考えられないことだったでしょう。
ナチスの宣伝活動の一環としてそうせざるを得なかったのか。
第2次大戦終結後も,フルトヴェングラーは驚異的な演奏活動を行っています。
そのような事情を経て,私たちは数多くの名演奏を聞くことができるわけです。
今日は仕事の後始末の後,午後から歯の治療。
2018年05月24日
2018年05月20日
戦時のフルトヴェングラー~ターラ編
この2日ほど雨と低温の日でしたが,今日は晴れ上がり気温も初夏を取り戻したかのような日曜日になりました。
4日前に外ヶ浜町蟹田の敬愛する先輩Kudoさんの訃報がもたらされ,金曜夜にお悔やみに伺い,昨日はお通夜,今日お昼にお葬式,Kudoさんにお別れしてきました。
私の公務員時代の大先輩であるKudoさんは,在職中から,山,海,川と私のアウトドアすべてのお師匠さんでした。お通夜の後も,ことあるごとに先輩を思い出し,山,海,川での思い出がつい昨日のように蘇ります。家族思いのKIudoさんのご冥福をお祈りします。丁度,今頃は今は亡きGakさんと三人でタケノコ採りに出かけたころです。
葬式から帰宅したところ,amazonから,「戦時のフルトヴェングラー~ターラ編」が届いていました。
1942年から1944年まで,フルトヴェングラーがベルリン・フィルとウィーン・フィルを指揮した録音です。6枚組のCDですが,なんと言ってもこのセットの目玉は,いわゆる「ウラニア」版エロイカが比較的良好な音で聴けるところでしょう。
1944年12月19日または20日(定かではない),ウィーン「ムジーク・フェライン・ザール」収録の放送音源です。
ウラニアというのは,この音源をウラニア・レーベルとして,フルトヴェングラーの承諾なしに出回った海賊版です。
ウラニア盤は,私の20代のころ(50年も昔),数十万で取引されていたと言われていました。
この辺の事情は,前にも紹介しましたが,「クラシック名盤この1枚」で安本絃樹氏が詳しく書いています。
フルトヴェングラーの残した録音の中でも,特に名高いのがこのウラニア版「エロイカ」とバイロイトでの「第9」ではないでしょうか。
ウラニア版「エロイカ」は日本人の手でノイズや音質に加工を加えたCDが出ていますが,到底今回紹介したセットのCDに及ぶところではありません。
モノラルではありますが,音質は良好です。
フルトヴェングラーの自在のテンポとウィーン・フィルの重厚な音色,私が最も好むのは,第三,第四楽章の木管と,スピードを上げていきコーダを迎える巨匠の音楽に,決定版はこれだと言い切れます。
第2楽章の葬送行進曲は,敬愛するKudoさんに捧げます。
4日前に外ヶ浜町蟹田の敬愛する先輩Kudoさんの訃報がもたらされ,金曜夜にお悔やみに伺い,昨日はお通夜,今日お昼にお葬式,Kudoさんにお別れしてきました。
私の公務員時代の大先輩であるKudoさんは,在職中から,山,海,川と私のアウトドアすべてのお師匠さんでした。お通夜の後も,ことあるごとに先輩を思い出し,山,海,川での思い出がつい昨日のように蘇ります。家族思いのKIudoさんのご冥福をお祈りします。丁度,今頃は今は亡きGakさんと三人でタケノコ採りに出かけたころです。
葬式から帰宅したところ,amazonから,「戦時のフルトヴェングラー~ターラ編」が届いていました。
1942年から1944年まで,フルトヴェングラーがベルリン・フィルとウィーン・フィルを指揮した録音です。6枚組のCDですが,なんと言ってもこのセットの目玉は,いわゆる「ウラニア」版エロイカが比較的良好な音で聴けるところでしょう。
1944年12月19日または20日(定かではない),ウィーン「ムジーク・フェライン・ザール」収録の放送音源です。
ウラニアというのは,この音源をウラニア・レーベルとして,フルトヴェングラーの承諾なしに出回った海賊版です。
ウラニア盤は,私の20代のころ(50年も昔),数十万で取引されていたと言われていました。
この辺の事情は,前にも紹介しましたが,「クラシック名盤この1枚」で安本絃樹氏が詳しく書いています。
フルトヴェングラーの残した録音の中でも,特に名高いのがこのウラニア版「エロイカ」とバイロイトでの「第9」ではないでしょうか。
ウラニア版「エロイカ」は日本人の手でノイズや音質に加工を加えたCDが出ていますが,到底今回紹介したセットのCDに及ぶところではありません。
モノラルではありますが,音質は良好です。
フルトヴェングラーの自在のテンポとウィーン・フィルの重厚な音色,私が最も好むのは,第三,第四楽章の木管と,スピードを上げていきコーダを迎える巨匠の音楽に,決定版はこれだと言い切れます。
第2楽章の葬送行進曲は,敬愛するKudoさんに捧げます。
2018年05月15日
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