2019年01月31日

デクスター・ゴードン/デクスター・ブロウズ・ホット・アンド・クール

今日で1月は終わり,明日から2月。
来週は節分そして立春です。夜明けも早くなります。

今朝の1枚は,前回のカーリン・クローグとのLPでテナー・サックスを吹いていた,デクスター・ゴードンの「ブロウズ・ホット・アンド・クール」です。
1955年11月11,12日ロサンゼルス録音,DOOTONE原盤
ジミー・ロビンソンtp,デクスター・ゴードンts,カール・パーキンスp,リロイ・ヴィネガーb,チャック・トンプソンds

デクスター・ゴードン/ブロウズ・ホットアンド・クール.JPG

このLPをどういういきさつで購入したか定かではありませんが,ジャケットがほとんど黒で,テナーを持つゴードンの姿と口から吐き出されるたばこの白煙が印象的です。
黒いジャケットが印象的で購入したのかもしれません。

デクスター・ゴードンは,若いころの重要な時期を薬で台無しにし,その後復帰して,ヨーロッパに拠点を移すのですが,本盤は,それ以前,数少ない50年代のLPです。
復帰後のゴードンの演奏は,独特のリズム感の彼特有のものが多い中で,このLPではハード・バップ全盛期,タイトルどおりバリバリ吹きまくっています。
ピアノのカール・パーキンスが名演です。

デクスター・ゴードンは映画「ラウンド・ミドナイト」で主演(バド・パウエルがモデル)したのであの姿を覚えている方も多いかもしれません。
30年くらい前でしょうか,青森市でビル・エヴァンスのコンサートがあり,そのステージにデクスター・ゴードンが突然現れ,延々とテナーを吹いたのをこの目で見ています。酔っぱらっていたように思いました。
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2019年01月28日

カーリン・クローグ&デクスター・ゴードン/ブルース&バラード

朝の寝起きが悪いので,「夜明けのjazz」ならぬ「午後のjazz」になってしまいました。
夜明けが早くなれば,朝のうちに記事が書けるのにと思っています。2月になれば,もう少し早く夜が明け,朝食前に書けると思っています?

今日の1枚は,ヨーロッパのメンバーに,当時,アメリカからヨーロッパに拠点を移していた大物ジャズメンの共演です。

カーリン・クローグ/ブルース&バラード.JPG
「ブルース&バラード」1970.5.10録音
カーリン・クローグ(vo),デクスター・ゴードン(ts,vo),ケニー・ドリュー(p,org),ニールス・ペデルセン(b),エスペン・ラッド(ds)

ノルウェー出身のカーリン・クローグと名テナー,デクスター・ゴードンの共演です。
ビリー・ホリデイとレスター・ヤングを連想させる女性ヴォーカルとテナーサックスの共演ですが,レスター・ヤングとは異なり,豪放なデクスター・ゴードンが吹きまくります。
カーリン・クローグはデクスター・ゴードンと呼吸ぴったり,素晴らしいヴォーカル録音です。

中でも,セロニアス・モンクのブルー・モンクが面白い。
そして,B面1曲目「ジェリー・ジェリー」では,カーリン・クローグとデクスター・ゴードンのヴォーカル・デュオを聞くことができます。

ケニー・ドリューのピアノ,ニールス・ペデルセンのベースはさすがですが,ゴードンのテナーは他に追随を許さないゴードン節が聞けます。
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2019年01月24日

はた善2019.1.23

寒波襲来,大寒ですからね,23日夕方から雪になりました。
昨年末からmidoriさんの青森出張が予定されていましたから,K氏,KT氏が加わって,4人で「はた善」を予定しておりました。

皆さんmidoriさんとはよく知っている方々で,midoriさんも楽しみにしておりました。
予想通り話が弾みましたが,まずは,はた善のお料理のラインナップ

突き出し
鱈白子,ワカサギ南蛮漬け,蛸ボッチのおろし和え,ツブ貝の煮物
突き出し.JPG

鮟鱇鍋
青森県の冬の鍋ものは,真鱈か鮟鱇です。
今回は鮟鱇にしました。県内どこの漁港でも水揚げがありますが,特に,下北半島風間浦村では,「鮟鱇の雪中切り」に力を入れています。風間浦は,本鮪の大ブランド大間の一つ手前の村です。
鮟鱇鍋.JPG
鮟鱇は捨てるところない魚で,皮も軟骨も鰭も食べられます。味噌味で,あん肝の味が絶妙です。

お造り
本鮪,寒ブリ,ホウボウ,蛸
本鮪の色合いに引き寄せられ,ブリも脂の乗りが良い今の時期ならではのもの,白身のホウボウと蛸,これに青竹筒の日本酒,合わない筈はありません。
お造り.JPG

焼き物
トウモロコシ(嶽キミ),真鯛の粕漬,真鱈の白子(タツ)の焼き物
焼き物.JPG
真鯛の粕漬は,酒粕の風味がありふんわり柔らかい。真鱈の白子の焼き物は家庭ではお目にかからないものですが,プロの技が生きています。

締めは,ホタテ雑炊。ホタテの貝柱が入った,これも家庭ではお目にかからない一品です。
シジミ汁,お漬物と一緒にいただきました。
IMG_1871.JPG
ホタテ雑炊.JPG

日本酒は,何種類飲んだか,定かではありませんが,「田酒」,「稲村屋」,「磯自慢」,ほかにもう一種類のんだかな?

懐かしい顔ぶれですから,話が弾みました。
このような,会食が一番です。

「はた善」を出て,ウィスキーを少しということになりました。
最近,ちょっと立ち寄るjazzバー「ピア」で,パラゴンから流れるジャズを聞きながら,それぞれ好みのものをいただきました。

マスターのウンチクを聞きながらの,ペギー・リーの「ブラック・コーヒー」は良かったです。

外は吹雪。最近,midoriさんが青森に来る日は荒天です。それももう少し,10日ほどで立春,寒が明けます。
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