2019年06月30日

東京日記2019.6.28

ひと月前に上京しましたが,また東京にでかけました。
今回の目的は,上野・国立西洋美術館で開催されている,「松方コレクション展」でした。
東京の美術館はいつ行っても混雑しているというのが私のイメージです。
それでは,平日に出かけようと,平日仕事を一日休んでのことでした(しかし,抱えている仕事をそのままにしたわけではありません)。

世界遺産「国立西洋美術館」の収蔵美術品の母体となったのが松方幸次郎のコレクションということは世に知られたことですし,国立西洋美術館開設60周年事業として松方コレクション展の開催については,NHK・BSでも放送されました。

入り口に立つコレクション展看板 看板の右奥に見えているのが,ロダンの「地獄の門」
松方コレクション展.JPG

前庭の彫刻群
カレーの市民(ロダン)
カレーの市民.JPG

弓を引くヘラクレス(ブールデル)
弓を引くヘラクレス.JPG

考える人(ロダン)
考える人.JPG


数えきれないほど国立西洋美術館には足を運んでいますが,訪れるたび,松方幸次郎の西洋美術の収集と,第二次大戦後,戦勝国フランスと敗戦国日本との海外資産である美術品の返還交渉や,フランスが日本に課した返還の条件に思いを馳せるのです。
フランスは,返還する美術品を収蔵する施設建設を条件とし,日本はル・コルビジエ設計による「国立西洋美術館」を建設したのでした。

松方が購入した絵画の中でも,フランスから返還されなかったものが数点あります。
その一つ,ゴッホの「アルルの寝室」(オルセー美術館)
アルルの寝室・ゴッホ.jpg
おそらく,フランスの宝として,日本に渡したくなかったのでしょう。この絵も今回の展覧会に出展されています。

松方は,モネとも親交を結び,「睡蓮」も西洋美術館で見ることができます。
睡蓮・モネ.jpg

ここの美術館は,入館料がとてもお安い。常設展は,大人の入場料500円,65歳以上は無料です。
また学生は,ほとんど無料です。
上野の公園口を出てすぐですから,少し時間があれば,休憩がてら利用できます。


◎番外編
竹葉亭の鰻
いつも浅草泊まりで,夜は寄席というのが私の行動パターンですが,食は,お腹と舌のおもむくまま出かけます。
久しぶりに鰻にしました。東銀座「竹葉亭本店」,老舗の鰻屋さんです。

シモツケ.JPG鰻.JPG

そっと置いてある花瓶にシモツケと笹,竹葉亭に因んで笹ということか。
そして鰻,こちらでは,鰻重はなく鰻丼のAとB,リーズナブルなお値段です。
美味しい!これまで食べた鰻で最上位ではないか?ふわっとした鰻に上品なタレ。地元「小川原湖」産の天然鰻の白焼きと甲乙つけがたしというところか。


歳をとっても食い意地が減退することはなく,気ままな旅も尽きることはありません。
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2019年06月26日

スカシユリ2019.6.26

陸奥湾に面し,対岸に下北半島を望む今別町高野崎に自生の「スカシユリ」が咲くころです。 午前中で相続登記2件とそれに絡む贈与の登記を片付け,「スカシユリ」を見に出かけました。 青森市から北に向かって1時間余り,海岸段丘の岩に大振りのオレンジの百合が咲いていました。 例年よりも花の数は少ないものの,野に咲く百合です。 崖に咲く。海からの風を受けて4,5株咲いています。 スカシユリ4.JPG 野生の花にしては,大きい花です。 仕事の合間に出かけて,花の時期に間に合いました。 スカシユリ1.JPGスカシユリ2.JPG スカシユリ3.JPG スカシユリを見て,更に北上し,かつて鮎釣りで通った今別川を見,その後山沿いの道を通って青森市に帰りました。 このコースは,昨年亡くなった蟹田のkudoさん,数年前に亡くなった,かけがえのない友人のGakさんと,しょっちゅう通った道です。 通るたび,思い出さないことはありません。 今日も二人を思いながら車を走らせていました。
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2019年06月23日

我が家のアンジェラ

昨日土曜は小雨の中,眺望山を歩きました。
眺望山東口駐車場に着くと,鉄人高森さんが待っていて,どうするかというので,傘を持ってもいいから上りましょうということになりました。

鉄人が運転免許証返納を検討しているらしいので,一緒に頂上でコーヒータイムということもしばらくできないかもしれません。とにかく歩いて,頂上近くの東屋でコーヒーにしました。虎屋のミニ羊羹とドリップコーヒーを味わいました。
キノコの場所,蘭のある場所,申し送り事項を承りました。
この数年,この山で会うのが楽しみでした。せめて,貴重な花の時期,迎えに行きましょう。


我が家の玄関先に,今年から薔薇の鉢を置いています。
キノコ名人が持ってきてくれたものです。キノコ名人は薔薇名人でもあります。
3つの鉢の一つ,「アンジェラ」,少し最盛期を過ぎましたが,薄紅の薔薇が芳香を放っています。

我が家のアンジェラ.JPG


鉄人が免許返納する主な理由は,眼の病だそうです。年齢も私より一回り上ですが,私にとっても他人ごとではなく,頑強な鉄人が返納するのだから,いずれは己のことと考える日が来るでしょう。
下山の途中,鉄人の足元が気になりました。
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