2019年10月30日

ブランデンブルグ協奏曲/トン・コープマン&アムステルダム・バロック管弦楽団

今日の1枚はトン・コープマン(チェンバロ・指揮)とアムステルダム・バロック管弦楽団のブランデンブルグ協奏曲です。

トン・コープマン/ブランデンブルグ.jpg

かつて,この曲はたくさん聞いてきましたが,今月10日,東京でモーツァルトの40番とレクイエムを聴いたので,是非聞きたかったのでした。

古楽器による演奏,特に古楽器による新しい録音ということでこのCDにしました。
ブランデンブルグの5番は,第1曲で長大なチェンバロのカデンツァがあります。
コープマンはどのような演奏を展開するのか,私の最大の関心事でした。

古楽器のアンサンブルの中で,コープマンが縦横無尽にチェンバロで暴れます。
音質的には,チェンバロの音量が少し低めなので,不明瞭に聞こえますが,コープマンの独壇場のカデンツァ,圧巻です。

私がこのカデンツァに目覚めたのは,パユ(fl)のCD「バッハ」のハープシコードでした。
録音のせいか,ハープシコード(このCDではそう書かれています)明瞭でしびれます。

これから,しばらく,コープマンのCDを聞いていくつもりです。
posted by hit at 17:37| Comment(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年10月27日

秋の実り⑥2019.10.27

10月最後の日曜日,涼しくなりました。
台風も東北南部太平洋側に大雨の大きな被害を残しましたが,今日の青森は朝から涼しく,雨も降らないようなので,眺望山を歩きました。

登山道入り口15℃,少し肌寒いですが,長そでシャツにアウトドア用ベスト,パーカを羽織らず歩き出しました。少し寒いくらいが山を歩くにはベストです。歩き出せば体が温まり,それほど汗をかかずに済みます。

キノコ名人から,ムキタケはまだ見えないと言われていましたが,今日はどうか,寒くなってきたことだし。毎年,収穫する楢の倒木を見ながら歩き出しました。

毎年収穫する長い楢の倒木に出たばかりのムキタケがついていました。
気温が高かったせいで,例年よりも遅かったのでしょう。
それでもムキタケは,毎年毎年秋の味覚をもたらしてくれます。

ムキタケ1.JPGムキタケ2.JPGムキタケ3.JPG

ムキタケを収穫し,頂上までの道路脇の倒木に目をやり,ムキタケを少しずつゲットしました。毎年収穫するムキタケですが,場所(木)によって,時期に違いがあります。
早い時期に出てくる木,遅くなってから出る木,自然界の何らかの要素が影響しているのでしょう。

帰りには,キノコ名人にムキタケ生えたよと情報提供して我が家に帰りました。
向かいのお宅に3分の1ほどおすそわけ,秋一番のムキタケは,肉・キノコ炒めとキノコ汁か?

先週は,クリタケと楢茸(サモダシ)を収穫しましたが,秋も深まり,これからのキノコは,ムキタケとナメコ,味覚の秋本番です。
posted by hit at 17:10| Comment(0) | 季節 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年10月24日

ゴルトベルク変奏曲/カール・リヒター

バッハのゴルトベルク変奏曲は,2回前にグレン・グールドのディジタル録音で聞きましたが,グールド盤はピアノによる演奏,今回はカール・リヒターによるチェンバロによる演奏です。

カールリヒター/ゴルトベルク.jpg

グールドの録音は,新旧ともに注目を浴び名録音として評価されていますが,バッハの作曲当時はチェンバロを想定して書かれたのであり,私は決して古楽器の信奉者ではありませんが,チェンバロではグールドによる演奏のようにはならない筈と,リヒター盤を聞くことにした次第です。

ピアノとチェンバロでは,音を出す原理も違えば音量も違うので,同じ土俵で聞くわけにはいかないのです。
グールドの演奏は,ピアノという楽器を使い,鮮烈でダイナミックに表現しています。

リヒターの演奏は,流麗とはいきませんが,バッハの曲に華やかさを感じます。チェンバロの奏でる優美な音の楽しみを味わうことができます。
この曲の最初と最後にアリアを置き,アリアとアリアの間に30の変奏がありますが,優美な曲の中にも,ダイナミックな変奏曲もあり(第29変奏など),グールドとは違った,バッハ研究者としての演奏を楽しめる1枚です。

ピアノとチェンバロの両演奏,別物として楽しめばいいのではありませんか?
posted by hit at 14:46| Comment(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
最近の記事
最近のコメント
カテゴリ
過去ログ
2025年02月(3)
2025年01月(16)
2024年12月(10)
2024年11月(13)
2024年10月(15)
2024年09月(14)
2024年08月(15)
2024年07月(15)
2024年06月(15)
2024年05月(16)
2024年04月(15)
2024年03月(15)
2024年02月(13)
2024年01月(15)
2023年12月(13)
2023年11月(14)
2023年10月(15)
2023年09月(14)
2023年08月(14)
2023年07月(13)
2023年06月(15)
2023年05月(16)
2023年04月(15)
2023年03月(10)
2023年02月(10)
2023年01月(11)
2022年12月(15)
2022年11月(14)
2022年10月(15)
2022年09月(15)
2022年08月(15)
2022年07月(15)
2022年06月(15)
2022年05月(15)
2022年04月(15)
2022年03月(16)
2022年02月(12)
2022年01月(12)
2021年12月(14)
2021年11月(14)
2021年10月(16)
2021年09月(15)
2021年08月(15)
2021年07月(15)
2021年06月(15)
2021年05月(15)
2021年04月(15)
2021年03月(10)
2021年02月(10)
2021年01月(11)
2020年12月(11)
2020年11月(13)
2020年10月(15)
2020年09月(14)
2020年08月(15)
2020年07月(15)
2020年06月(15)
2020年05月(15)
2020年04月(11)
2020年03月(11)
2020年02月(10)
2020年01月(11)
2019年12月(11)
2019年11月(8)
2019年10月(12)
2019年09月(8)
2019年08月(8)
2019年07月(9)
2019年06月(11)
2019年05月(11)
2019年04月(14)
2019年03月(11)
2019年02月(9)
2019年01月(9)
2018年12月(10)
2018年11月(10)
2018年10月(11)
2018年09月(11)
2018年08月(10)
2018年07月(12)
2018年06月(10)
2018年05月(12)
2018年04月(10)
2018年03月(12)
2018年02月(7)
2018年01月(8)
2017年12月(9)
2017年11月(9)
2017年10月(9)
2017年09月(9)
2017年08月(8)
2017年07月(7)
2017年06月(12)
2017年05月(17)
2017年04月(13)
2017年03月(15)
2017年02月(14)
2017年01月(14)
2016年12月(13)
2016年11月(15)
記事リンク