2020年01月31日

バド・パウエル/ザ・ジニアス・オブ・バド・パウエル

昨日は明け方ミゾレ、昼頃からは温かくなり、道路に雪はなくなりました。
青森市の積雪はゼロ、来週はもう立春です。春間近はうれしいですが、こんなに暖冬だと夏が冷夏ではと心配している年寄りです。

1月最後の「夜明けのjazz」、今朝の1枚は、「ザ・ジニアス・オブ・バド・パウエル」にしました。
ザ・ジアス・オブ・バド・パウエル.jpg
1950.7月、1951.2月 ヴァーヴ バド・パウエルp レイ・ブラウンb バディ・リッチds

ブルーノートは「アメイジング・バド・パウエル」、ヴァーヴは「ザ・ジニアス・オブ・バド・パウエル」いずれのレーベルもタイトルに最大級の冠名を付しています。
実力・名声ともにそれがふさわしいということだったのでしょう。

本録音は、ブルーノートのアメイジングVol.1、Vol.2と同じ時期に吹き込まれたもので、バドが乗りに乗っている時期のものです。
バドのピアノは、孤高の芸術と言えましょうか、バド派と言われるピアニストの演奏も彼の領域に達した人はいなかったのではないでしょうか。

この録音のなかで、1951.2月の録音では、少しテンポの緩やかな曲を弾いています。
疾走するバドもいいですが、緩やかなバドも心和やかになります。

話題はオーディオに変わりますが、ここ2年程、プリアンプに中古のものを使用していましたが、いささかとげとげしい音がするので、最近、オークションでトランジスター・アンプを手に入れ、真空管(300Bシングル)のパワー・アンプにつないだところ、さわやかで深みのある音になりました。
音の入り口が良くないと、いくら300Bシングルでも、実力が発揮できないということですね。
夜も昼も、良い音は疲れません。
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2020年01月28日

バド・パウエル/ザ・シーン・チェンジズ

今日は、関東以西は荒れ模様の天気です。気圧配置は東高西低、春のような形です。

今朝の1枚は、バド・パウエルのアメイジングシリーズの最後「ザ・シーン・チェンジズ」です。

バド・パウエル/シーン・チェンジズ.jpg
1958.12.29ブルーノート バド・パウエルp ポール・チェンバースb アート・テーラーds 

バド・パウエルの録音で、最もヒットしたのが、この録音の1曲目「クレオパトラの夢」だと言われています。テレビの音楽番組のテーマにも使われていました。

バド・パウエルが精神的に不安定になり、彼のピアノは、かつてのような閃きとテクニックが薄れてきてからの録音ですが、この曲のような印象的な名曲も生まれています。
ジャケットの右に見える印象的な子供の顔は、バドの子「ジョン」らしい。

バドは、この録音の後、フランスに渡ります。映画「ラウンド・ミドナイト」は彼をモデルにデクスター・ゴードンが主演しましたが、薬と彼を取り巻く人間模様が出てきます。

2,3日前からCDで聞いていたのですが、どうも音がしっくりこなくて、古いLPを引っ張り出してプレーヤーで聞いたところ、レコードは良い結果を出してくれました。
CDはマイルドな音作りをしていたのでしょうね。ジャズにはよろしくない。

山の雪解けまで、しばらく夜明けのjazzを続けます。お付き合いください。
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2020年01月25日

エラ・フィッツジェラルド/エラ・アット・ジ・オペラハウス

大寒らしい寒い朝になりました。

しばらくエラ・フィッツジェラルドを聞いていたのに、彼女の代表作1枚を忘れていました。
「エラ・アット・ジ・オペラハウス」です。

エラ/アット・ジ・オペラハウス.jpg
1957.10.19シカゴ・オペラ・ハウス(オスカー・ピーターソン・クヮルテット)、1957.10.25ロサンジェルス・フィルハーモニー・ホール(J.A.T.Pオールスターズ)モノラル

代表作の1枚です。「イン・ベルリン」他のライブ録音と比較しても、こちらのほうが上という方もおります。この録音でわかるのは、例えば「イン・ベルリン」の「マック・ザ・ナイフ」に比して、乗りまくる一歩手前で収めているように聞こえます。
それでも、オールスターズの面々に煽り立てられ、聴衆と一緒に熱狂します。

この録音でも、「サヴォイでストンプ」「オー・レディ・ビー・グッド」のスキャットと激唱に圧倒されますが、スロー・バラードも素晴らしい。

ハーブ・エリスのギターの妙技を聞くことができます。
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