萱野高原は,随分昔から茶屋がありました。「萱野茶屋」と言い,茶屋の前でいつでも熱い麦茶を飲むことができました。
その茶屋が,コロナウィルスの影響で,店を閉じたままです。ほかに新しい二つの店がありますが,私は古くからの茶屋を利用していました。再開を待望しています。
5月末になると,高原は,アズマギクの薄紫が草原のあちらこちらに見られるようになります。
アズマギクは,かつては珍しいものではなかったようですが,今ではなかなか見つかりません。
私のよく行く眺望山では,頂上に5,6本しかありません。そのほかでは,岩木山8合目直下,自動車道わきに群落がありますし,龍飛岬にあるようです。緑の芝生にアズマギクの薄紫が映えるこの時期の萱野高原は,青森市民の憩いの場所になっています。
ポツンポツンとミツバツチグリのかたまりがあります。
萱野高原のアズマギクの前に,田代平のサンカヨウを見に行きましたが,終期を迎え,種をつけていました。種が落ちてサンカヨウが広がるのを待っています。
6月に入り,山の植物が入れ替わり,歩くたびにそれらと対面するのが楽しみです。