山道の歩き始めはまだ涼しい海風が吹いており,ウグイスやエゾハルセミの鳴き声が聞こえています。
昨年まで,高森鉄人と一緒に歩いて,鉄人がいつも気にしていたのが,「イチヨウラン」と「ベニバナイチヤクソウ」そして「ギンラン」でした。
「イチヨウラン」は終わりを迎え,「ギンラン」が見えるようになりました。
ギンランは端正でしとやかです。登山道からは逆光でした。
頂上にはベニバナイチヤクソウが開きました。イチヤクソウは蕾から花開くまで時間がかかり,やきもきしますが,ほのかに紅がさす姿は美しい。
鉄人は,ベニバナのために藪に隠れていた株の周りをきれいにしていて,その成果で回りに広がりを見せています。
頂上のすぐ下に,白花のジンヨウイチヤクソウの群落があり花開きました。
紅白の競演になりました。
ジンヨウは腎葉からとったもので,葉が腎臓の形をしているからだそうです。2枚目,3枚目の写真に,名の由来の葉が写っていますがどうでしょう。
ジンヨウがあるからには,ジンヨウでないものがあるはずで,普通のイチヤクソウは,少し遅れて眺望山でも目にすることができます。
明日日曜日も眺望山を歩きたいと思っています。時期的に,ヒトリシズカとフタリシズカの競演が見られるかも知れません。うまくいけば,次回紹介します。