今朝は,和田・村上版「ポートレイト・イン・ジャズ」から,レスター・ヤングを聞いています。

ヴァーヴ1956年1月12&13日録音 レスター・ヤングts テディー・ウィルソンp ジーン・レイミーb ジョー・ジョーンズds
レスター・ヤングの全盛時代,コールマン・ホーキンス,ベン・ウェブスターそしてレスター・ヤングがテナー・サックスの三巨頭と言われますが,レスター・ヤングがプレスの愛称で呼ばれるのは,プレジデントが語源となっているとおり,人気・実力を表している証拠でしょう。
村上さんも書いている通り,奥さんであったビリーホリデイとの1930,40年代米コロンビアの膨大な録音のレスター・ヤングのテナーソロを称賛していますが,そのころの演奏に度々登場するのが,ピアノのテディー・ウィルソンです。
今朝の1枚「プレス・アンド・テディー」はレスター・ヤング晩年の録音ですが,ソフトで温かい歌心が楽しめます。
村上さんは「ルイーズ」を取り上げていますが,「オール・オブ・ミー」「わが恋はここに」も思わずうっとりするプレスのソロを聞くことができます。
カウント・ベーシー楽団の仲間のジョー・ジョーンズのドラムもいいです。