暑い中出歩くのもおっくうですが,さりとて家の中でうろうろするのも嫌なので,海の日に海ではなく山に出かけることにしました。
先週,八甲田山中「田代平湿原」でカキランを見たので,カキラン好きとしては,まだ咲いているだろうと出かけた次第です。
車を降りて歩き出した時の気温25℃,山中も結構な暑さです。
カキランは,まだ,咲いていました。盛期を過ぎましたが,湿原にたくさんこの花を見ることができます。
木道脇にタチギボウシも咲き出しました。深い紫が魅力です。
タチギボウシが咲くと田代平湿原では,セットのようにコオニユリが咲きます。この花を見ると夏本番です。
湿原の小さい白の5弁の花「モウセンゴケ」の花です。コケとは言うものの食虫植物の花,コケではありません。
根元に粘着性の食虫部分があります。
フトイ 太いイ草という意味からの名だそうですが,湿原にはたくさん生育しています。
コバノトンボソウ 私は,山野草の中でも,特に蘭科の植物を好んでいます。トンボソウも蘭科の植物ですが,この姿からは花のように見えませんけれど,れっきとした蘭科の植物です。
薄い緑のため,緑の植物の中にあって,私のような老人にはなかなか見つけにくいのですが,今年は例年になく見ることができました。1年のおわかれです。
気温が高くても,湿原を吹き抜ける八甲田おろしの風は気持ちがよい。
家でエアコンの風を浴びるより健康的と言い訳をしながら山を歩いています。