2月はあっという間に今日で終わります。
1月,2月と暇な日が続きましたが,今冬は大雪,低温であまり外に出歩くことがなく,コロナ禍のなかのステイホームを徹底できたようなこの2か月でした。
今日は,昨年から打ち合わせを重ねた大きな仕事の実行日,オンライン申請しましたが,法務省のシステムの不具合か,送信後の結果が確認できません。
その合間に,先日ネットで見た映画の話です。
真冬に,「夏の嵐」(イタリア映画)です。
1954年製作,監督:ルキノ・ヴィスコンティ 主演:アリダ・バッリ


1866年,ガリバルディが活躍した時代,ヴェネツィアを占領中のオーストリア軍将校とヴェネツィア貴族の妻との不倫を描いた映画です。
ヴィスコンティの映画ということで何の気なしに見たのですが,冒頭,ベルディの「イル・トロヴァトーレ」観劇に始まり,そのあとは,全編,ブルックナーの7番が映画音楽として使われています。また,オーストリア将校の名がマーラーで,いかにも,ヴィスコンティ好みの作品かなと思わせます。
恋愛ものには興味はありませんが,戦闘場面が巨匠ヴィスコンティの面目躍如,迫力満点,それにブルックナー好きの小生としてそちらの方に興味がありました。
助監督にフランコ・ゼッフィレッリの名が見えます。