2023年02月28日

ソニー・ロリンズ/ヴィレッジ・ヴァンガードの夜

今日で2月は終わりです。あっという間の2月でした。
昨日の気温は+8℃くらい,今日は+11℃の予報です。一時1mあった青森市の積雪70㎝,春を実感する頃となりました。

日の出の時刻も6時過ぎとなり,夜明けのjazzも文字通りその時間にLPをターンテーブルにのせました。
今朝の1枚は,ソニー・ロリンズの2枚目「a night at the "village vanguard"(ヴィレッジ・ヴァンガードの夜)」です。
20代のころ,このLPのジャケットに惚れ込んで購入した1枚です。
ロリンズの大写しの顔に圧倒されました。

ヴィレッジ・ヴァンガードの夜.jpg
ブルーノート1957.11.3ニューヨーク「ヴィレッジ・ヴァンガード」ライブ録音
ソニー・ロリンズts ドナルド・ベイリーb ウィルバー・ウェアb ピート・ラロッカds エルヴィン・ジョーンズds

ベースとドラムスが二人になっているのは,昼(マチネ)と夜の出演が異なっていたようです。

この演奏は,ロリンズ・トリオとでも言えるテナーサックスのトリオで,リズムセクションにピアノがいない一見特殊なものです。しかし,ほかの録音にも見られ,ロリンズのテナーはリズムセクションの役割も果たしていると思われるのです。

ブルーノートによるこの演奏は,ロリンズでなければできないテナーサックスの力に圧倒されます。
またベース,ドラムスのソロも力強く,三人三様汗が飛び散るようで,ロリンズに至っては,唾が飛んでくるのではないかという熱演です。

コルトレーンの音の嵐の少し前のロリンズの音の世界にノックアウトです。
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2023年02月25日

ソニー・ロリンズ/テナー・マッドネス

2月最後の土曜,昨日までは暖かい日が続きましたが,今朝は気温が上がらず小雪が舞っています。
それでも,午前中,たまらず,スノー・ウォークを実行,夜明けのjazzならぬ昼下がりのjazzになりました。

アート・ペッパーを3枚ほど聞いた後,次はソニー・ロリンズにしました。
最初の1枚は,コルトレーンと競演した,「テナー・マッドネス」です。
テナー・マッドネス.jpg
1956.3.24プレステイジ録音 ソニー・ロリンズts ジョン・コルトレーンts レッド・ガーランドp ポール・チェンバースb フィリー・ジョー・ジョーンズds

アート・ペッパーの「ミーツ・ザ・リズムセクション」と同じリズム・セクションとテナー2本が競演したもので,ロリンズの最高傑作と言われている「サクソフォン・コロッサス」の2か月後の録音です。
このLPのA面冒頭の曲「テナーマッドネス(ロリンズ曲)」で二人のテナーが共演するのですが,この1曲だけでもこのLPの価値があります。

どちらがロリンズでどちらがコルトレーンか,二人の個性は,おのずとわかります。
油井正一氏によれば,ちょうどこのころ,ロリンズはマイルスからグループへの加入を誘われ,それを断りコルトレーンが加入したのだと書いていますが,1955,6年のことでしょうから,この録音はちょうどそのころのものだということになります。

ロリンズの唯一無二の演奏は,スタン・ゲッツのジャズの固まりのような音とはニュアンスが違い,ほかの誰も真似のできない音質,リズムがあり,ならではの豪快な曲作りがあります。

この録音での,レッド・ガーランドのシングルトーンの美しさ,フィリー・ジョーのドラム・ソロ,チェンバースのソロなどリズム・セクションの絶妙のうまさも光る一枚です。
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2023年02月22日

白鳥

来週はもう3月です。
ここ2,3日,冬型の気圧配置で少し雪が舞っています。
しかし,3月と言えば高校の卒業式です。
もう雪の心配はないでしょう。

子供たちが巣立つこの時期,自然界でも巣立つ準備が始まっています。

私の自宅から車で4,5分,青森市の天田内川の河口の白鳥です。
白鳥1.JPG白鳥2.JPG

20mほどで海ですが,灰色の幼鳥の姿が少なくなりました。
3月に入ると徐々にシベリアに向けて空高く飛ぶ姿を見ることができます。
白鳥3.JPG白鳥4.JPG

3月になると,白鳥の北帰行を横目に,私の野外活動も始まります。
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