2024年01月17日

ヤーノシュ・シュタルケル/バッハ無伴奏チェロ組曲

北日本の寒波も今朝は一段落したようです。何日かぶりで最高気温がプラスのようです。

毎日,バッハの無伴奏チェロ組曲を聞いていますが,今回はヤーノシュ・シュタルケルです。
ヤーノシュ・シュタルケルと言えば,コダーイとバッハの無伴奏チェロ組曲で世に知られるようになった大名人ですが,今回聞いたのは,彼の4回目の録音です。
ヤーノシュ・シュタルケル.jpg

シュタルケルの円熟期の録音で,骨太の技巧とスケールの大きさが魅力の演奏です。
一気に2時間超を聞き切ると満足感を得られます。
そして音が良い。

組曲第5番の超絶技巧は胸を打ちます。

チェロの音域の広さゆえに,バッハの組曲は心を揺さぶるのではないでしょうか。
最低音が鳴ると気持ちが昂ります。
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2024年01月15日

ロストロポーヴィチ/バッハ・無伴奏チェロ組曲

青森市の今日の最高気温-4℃の予報です。そして今日明日は大雪波浪注意報が出ています。
このような日はじっとしているに限りますが,雪かきや仕事には最小限出歩かなければいけません。

前回,ピエール・フルニエのバッハ・無伴奏チェロ組曲を聞きましたが,フルニエのチェロの音に抱かれ,高貴で気品あふれるバッハでしたが,そのあとロストロポーヴィチを聞きました。

ロストロポーヴィチの無伴奏は,フルニエの無伴奏とは全く異なるものでした。
ロストロポーヴィチ.jpg

技巧を尽くした彼の演奏は,ヴァイオリンをチェロに置き換えバッハの世界を描き出しているかのようです。フルニエのバッハの世界とは異質のものでした。

組曲5番は,無伴奏ヴァイオリンのシャコンヌを思わせる超絶技巧を聞かせるものです。
2番,3番もいいです。

このように違いを感じさせるのは,録音の違いもあるのかなと思います。
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2024年01月13日

ピエール・フルニエ/バッハ・無伴奏チェロ組曲

今日から大学入学共通テストだそうで,十数年前の息子の時のことを思い返すと大雪で寒かったことを思い出します。今朝の青森市は寒く積雪27㎝だそうで,受験者の健闘を祈ります。

1週間くらい前の新聞に,本年2月アンリ・マティスの展覧会が国立新美術館で開催されることが掲載されていました。紙面のマティスの切り絵を見て,このシリーズの絵はどこかで見たはずと思い出したのがピエール・フルニエのバッハ・無伴奏チェロ組曲のCDジャケットでした。

取り出してみてみると,アルヒーフのCDジャケットの切り絵の右下にHmとサインがあり,ジャケット裏面には,Cover:Henri Matisse.Nu bleu debout とありますので,間違いありませんでした。
ピエール・フルニエ.jpg


それがきっかけで,しばらくぶりにピエール・フルニエの無伴奏を聞くことにしました。
しばらくぶりにとは,大好きな曲ですが,全6曲を聞きとおすにはCD2枚演奏時間2時間強を要します。しかし,抜粋して聞くというわけにはいかない大曲です。

パブロ・カザルスのSP時代の録音が有名ですが,私はフルニエ盤も引けをとらない名盤だと思っています。
カザルスの荒々しくも心深に迫る演奏に比べ,フルニエは,加えて高貴で気品に溢れています。

CDをかけると,自分がバッハの宇宙の真っただ中にいるような気分にさせられます。
グラモフォンの録音もいいのでしょう。フルニエのチェロの音の中にいる私があります。

名盤と言われている,シュタルケル盤,ロストロポーヴィチ盤も聞かなければいけません。
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