毎日,バッハの無伴奏チェロ組曲を聞いていますが,今回はヤーノシュ・シュタルケルです。
ヤーノシュ・シュタルケルと言えば,コダーイとバッハの無伴奏チェロ組曲で世に知られるようになった大名人ですが,今回聞いたのは,彼の4回目の録音です。

シュタルケルの円熟期の録音で,骨太の技巧とスケールの大きさが魅力の演奏です。
一気に2時間超を聞き切ると満足感を得られます。
そして音が良い。
組曲第5番の超絶技巧は胸を打ちます。
チェロの音域の広さゆえに,バッハの組曲は心を揺さぶるのではないでしょうか。
最低音が鳴ると気持ちが昂ります。