青森では春が近くなると,太平洋側(南部地方)に湿った雪が降ります。
昨日は啓蟄,そろそろ虫が地上に出てくるころだということですが,本格的な春を待ちわびています。
今朝は好みのジャケットのLPから,ソニー・クラークのクール・ストラッティンに針を落としました。
ソニー・クラークp アート・ファーマーtp ジャッキー・マクリーンas ポール・チェンバースb フィリー・ジョー・ジョーンズds
1958.1.5録音(ブルーノート)
ハードバップの最もポピュラーなLPの1枚でしょう。
ジャケットのきれいな女性の足でジャズファンの心をわしづかみにした1枚といえます。
ソニー・クラーク20代の名録音ですが,ブルーノート盤の少し硬めのピアノの音がいかにもビバップのピアノにそぐわしい気がしていて,いつも聞いています。
アート・ファーマーのトランペット,ジャッキー・マクリーンのアルトサックス,何よりもポール・チェンバースのベースが素晴らしい。
A面1曲目の表題曲では,哀愁のメロディーをソニー・クラークのピアノからアート・ファーマーのソロ,ジャッキー・マクリーンのソロが共に素晴らしく,その後ポ-ル・チェンバースのアルコと指弾きのソロが絶品です。
この1曲だけでもこのLPの価値があります。
あまりにポピュラーなLPのゆえかあまり取り上げられませんが,ソニー・クラークのみならずそれぞれのソロが妙技を聞かせてくれます。
夜明けのジャズ,ピアノが続きましたが,もう少しお付き合いください。