春が待ち遠しく,自宅の木々や森林博物館のマンサクの木を見ていますが,自宅のアカバナマンサクはたくさんのリボンのような花をつけ,黄色のマルバマンサクはもう少し先のようです。
さて,今日の夜明けのジャズはソニー・クラークの2枚目です。
ソニー・クラークp ポール・チェンバースb フィリー・ジョー・ジョーンズds 1957.9.13ニューヨーク録音(ブルーノート)
ソニー・クラークには「ソニー・クラーク・トリオ」というLPは,ブルー・ノート・レーベルとタイム・レーベルにそれぞれ1枚ずつあります。
今朝は,その内のブルーノート盤です。
前回の「クール・ストラッティン」に続いてブルーノートにおけるソニー・クラークの人気のLPで,ディジー・ガレスピーやタッド・ダメロンほかの他人名義の曲を演奏しています。
A面1曲目はガレスピーの「ビー-バップ」,バリバリ,スピードに乗って弾きまくります。バド・パウエルを彷彿とさせるバップ本流のピアノです。
50数年前のジャズ喫茶でよくかけられていたレコードでした。
このLPを聞いて,自分の一番好きなジャズは50年代なのだとつくづく実感します。ブルー・ノート・レーベルの固めの音がことのほか心に響くのか?
このLPでもベース,ドラムスはマイルスのリズムセクションの二人です。
ポール・チェンバースのアルコ,ピチカートを駆使したベースは好みです。
B面2曲目「朝日のようにさわやかに」はスタンダードですが,ソニー・クラークの名演奏の一つです。
最後の「四月の思い出」もポピュラーな曲ですが,穏やかなテンポのソロピアノを聞くことができます。
次回はタイム盤の「ソニー・クラーク・トリオ」にします。ソニー・クラークのオリジナル曲中心です。