寒波も抜け,日本列島が好天のもと久々の東京でした。
東北新幹線は,先日の秋田新幹線との結合器の故障の影響からか非常に混んでいました。
今回の上京は,私の公務員時代の関東にいる友人が,司法書士の退職祝いをしてくれるとのことで出かけたのでした。
新幹線を上野で降り,まず出かけたのは浅草です。
相変わらず,外国人の姿が多く,大変な混雑ぶりです。
浅草に来たのは理由があり,食いしん坊の私が11月から3月の間に東京に来るのは一つには「鴨南蛮」を食べることにあります。
午後2時半に有楽町で待ち合わせていましたから,お昼前の腹ごしらえです。
浅草・雷門から歩いて5,6分,蕎麦の名店「並木の藪」には店外にお客さんが並んでいました。
平日のお昼前から行列ができています。
3月末で鴨南蛮は終わります。12月初めにも食べたので3か月ぶりです。いつもながら分厚い鴨肉と荒引のつくね,よく煮た立派なネギ。
鴨にはネギです。
鴨出汁の効いた濃い目のつゆ,グルメキングK氏から随分前に教えていただいた東京のうまいものの筆頭です。
お猪口とレンゲをもらい,大きな土瓶から蕎麦湯を注ぐと濃い目の鴨の味が蕎麦のゆで汁で美味しい飲み物になります。
向かいのお客さんは,まず日本酒を一本,その後ざる1枚,最後に鴨南蛮を。黙々と蕎麦屋で酒,粋ですね。
いつもなら,この後は寄席で落語ですが,今回は有楽町で三人の集いがあります。
公務員時代,本省出張で通る道の途中にありました。元公証人のI氏,本省での研修仲間K氏,皆さん元気そうでした。
話と酒は尽きることなくはずみ,制限時間終了後は銀座まで歩いてペコちゃんのレストランでワインを飲みながらさらに話が弾み9時前まで続きました。
そこで別れましたが,私は地下鉄で宿へ。
翌日は,カミさんに頼まれた品を買って,昼食は東京駅・大丸のつばめグリルにしました。
朝食のボリュームがあったのでパンもご飯もなしで和風ハンバーグにしました。
ハンバーグに大根おろし,いつもながらのジャガイモとクレソンが添えられています。久しぶりでした。
新幹線の切符を1時間早く変更して青森に帰ってきました。
青森は晴れて雪が減ったようでした。
前日,友人のK氏からお土産にいただいた今を時めく国産ウィスキー「イチローズモルト」を寝酒にいただきました。
スコッチとは異なりピートやスモーキーはなく,まろやかで優しい味でした。
イチローズモルト初体験は,アイリッシュウィスキーに似ているかな。