自宅前の除雪をした後,今朝の1枚,エリック・ドルフィーの「アウト・トゥ・ランチ」です。
30代後半に糖尿病で亡くなった人ですが,モダンジャズ本流とアヴァンギャルドの2つを,同時に演奏し疾駆した天才だと思います。
「アウト・トゥ・ランチ」(ブルー・ノート,1964年2月25日録音)
エリック・ドルフィーas,bcl,fl,フレディー・ハバードtp,ボビー・ハッチャーソンvb,リチャード・デイヴィスb,アンソニー・ウィリアムスds
エリック・ドルフィーがブルーノートに吹き込んだ唯一のLPです。
ピアノレスのクインテットで,メンバー全員若々しい溌溂とした演奏を聞かせます。
ハードバップに慣れ親しんだ者にとって,戦慄を覚えるような音楽です。
ドルフィーのアルトサックス,バスクラリネット,フルートに魅了されます。
ボビー・ハッチャーソンのヴァイヴも新鮮でハッとさせられます。
フレディー・ハバードのソロは絶妙です。
ベースもドラムも素晴らしい。