公務員時代の若いころ,夏,若者たちとキャンプに出かけたところです。
ここ高野崎は,地球の造山運動の痕跡が柱状節理として表れています。
岩の割れ目に根を張るスカシユリを見ることができます。
陸奥湾に突き出た高野崎,この突端に釣り人が訪れます。
岩の割れ目にスカシユリが見えています。
断崖の上に咲くスカシユリ,崖の下は陸奥湾です。
草むらにはノイバラが群生していますが,バラ科の強いにおいが漂っています。
野生のアサツキ(エゾアサツキか?)が咲いています。
高野崎には,青森市出身の方言詩人・髙木恭造氏の文学碑が建てられています。
彼は若いころ,近くの袰月で代用教員をしており,そのころの生活を津軽弁で詩に書いたものです。
「陽コアダネ村(陽があたらない村)」の一部です。
かすかな記憶を頼りにこの高野崎にやってきましたが,そろそろ咲くころと見当をつけたのがピッタリでスカシユリに会えました。
スカシユリは,これから本番を迎え,龍飛岬やその先の小泊海岸でもたくさん見ることができます。