今日は日曜,夜明けのjazzは少し遅めの出だしです。
ダイナ・ワシントン,ヘレン・メリル,サラ・ヴォーンの女性3人と共演したクリフォード・ブラウンのエマーシー盤が有名ですが,今朝は,そのクリフォード・ブラウンのLPを聞くことにしました。
クリフォード・ブラウンtp マックス・ローチds ハロルド・ランドts リッチー・パウエルp ジョージ・モロウb 他 1954.8.30,1954.4ロサンゼルスGNP録音
「クリフォード・ブラウン&マックス・ローチ・イン・コンサート」は,ブラウン・ローチクインテットによる唯一のライブ録音のようです。
1956年6月,自動車事故で25歳の若さで亡くなったクリフォード・ブラウンは,どの録音を聞いても伸びやかな音,破綻のないアドリブなど一点の曇りもないところが魅力でしょう。
このLPのA面出だしで,司会のジーン・ノーマン(GNPはこの人のイニシャルがレーベルになっている。)が,MaxRoach All-Stars with Clifford Brownと紹介し,デューク・ジョーダンの名曲ジョーデュで始まります。
23歳のクリフォード・ブラウンのはつらつとしたトランペットとマックス・ローチも見事です。
ファンキーを先取りしていたのではと思えます。
バリバリ吹きまくる曲もさることながらバラードの歌心もいいです。
この録音でピアノを弾いているリッチー・パウエルは,バド・パウエルの弟で,自動車事故でクリフォード・ブラウンと一緒に亡くなっています。