2021年03月12日

ポエニ戦役

昨日3月11日は東日本大震災から10年の日でした。あの日あの時刻,事務所のパソコンに向かって仕事をしていたところ,急に大きなな揺れがあり,長い長い揺れが続き電気が止まりました。まず気になったのは,パソコンのデータはどうなったか?明日からの生活はどうなるか?あさましくも自分のことにしか考えが及ばなかったことでした。復電して目にした,釜石に津波が押し寄せた現地の状況に言葉もなく,ただただ唖然とするばかりでした。

そうして10年,あの日起こったことは,まだまだ元に戻ることは難しいでしょう。鎮魂の思いを共有し,未来への思いも共有したいと思います。

鎮魂の次に,今日はいつもと毛色の違ったジャンルの話です。
といっても,私の好みの歴史に関わる古代ローマのことです。

11日の夜9時,NHK・BSの「プロファイラー」,テーマは,ローマ最恐の男・ハンニバルでした。
私が,古代ローマが好きになったのは,塩野七生の「ローマ人の物語」(新潮社刊・1992年から2006年まで1年1冊を15年かけて出版)の第2巻「ハンニバル戦記」を読んでからでした。

ハンニバル戦記*.jpg

この第2巻は,カルタゴの天才的な将軍ハンニバルとローマの執政官を務めた父スキピオ,その息子スキピオ・アフリカヌスとの戦いを描いたもので,単なるものがたりよりも歴史書を読んでいるように,古代ローマに引き寄せられていきました。

よく知られているように,ハンニバルは,象を引き連れてアルプス越えをしてローマに迫るのです。この戦いで父スキピオは負傷し,年若い息子に助けられ,後にハンニバル軍をその息子が討ち破るのです。こうしてアフリカ北部カルタゴはローマに屈服することになります。
アフリカを制した息子スキピオにアフリカヌスの尊称が贈られるのです。
カルタゴとローマの戦いは,「ザマの会戦」など後々戦術のモデルでも登場します。

古代ローマのことになると,新聞でもテレビでもすぐ目がいきますが,ことさらスキピオ親子がローマの歴史の中でも大好きな私です。
好きな音楽でも,組曲「ローマの松」には,「アッピア街道の松」がありますが,すべての道はローマに通ずという言葉があるとおり,ローマの大動脈であるアッピア街道は,ローマの属州や植民地経営,軍用道路として使われたものでしょう。

好きな音楽と,歴史上の人物,事跡はつながっているものです。
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2016年03月13日

野外活動始まる

雪も少なくなり,アウトドアの季節到来です。
とは言え,山はまだ雪,海に出かけました。

青森市から北上し,外ヶ浜町平館の野田海岸,海岸に出ると陸奥湾を隔てて下北半島が向かいにあります。
右に見える小さな島が鯛島です。
下北半島1.JPG

ここからだと下北半島まで30キロ足らずでしょう。
下北半島2.JPG

今日,野田海岸に出かけたのは,早春の味覚「フノリ」摘みに来たのです。
潮が引いて間もないためフノリはまだ濡れています。

フノリ1.JPG

潮が引いて乾くと,赤茶から黒に変わります。護岸のコンクリートが黒くなっていますが,これがフノリです。
フノリは,豆腐と一緒に味噌汁にすると香ばしくて春の味覚を味わうことができます。

フノリ2.JPG

護岸のテトラの上のカモメ。下北半島を背に並んでいます。

かもめ.JPG

フノリをたくさん摘み,松藻を少し,天然わかめを少々摘みました。
松藻はサッと湯通ししてポン酢,生わかめは味噌汁,海の香りを楽しむことができます。

松藻 磯焼けで岩が白く石灰化しており,海藻も少なくなりました。
その中に松藻が少し見えます。

松藻.JPG

岩海苔 潮が引いて間もないので,岩海苔は採りませんでした。
これも味噌汁にすると風味豊かです。

岩のり.JPG

青森市方面を望む陸奥湾です。八甲田は雲の中。

陸奥湾.JPG

今年最初の野外活動でした。若いころ,渓流釣りが始まる春一番,青森市を北上するときのわくわくする気持に似た気分の日曜日でした。
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2015年10月26日

試し撮り②

青森市も秋が深まりました。
新規導入の老人のオモチャ,ミラーレス一眼で庭の紅葉を試写しました。

早朝の庭の木


梅.JPG

イチョウ まだ黄は薄い。
イチョウ2.JPG
イチョウ1.JPG

ドウダンの生垣
ドウダン.JPG

露出の調整が必要か。
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