昨日は八甲田に出かけたので,今日は,自宅で休養と明日の仕事の準備少々。
仕事をしながら,キーシンの弾き振りで,モーツァルトのコンチェルト20番,27番を聴いた。
キーシンのピアノと指揮,クレメラータバルティカ
20番はベートーヴェン,27番はモーツァルト自身のカデンツァである。
私は,キーシンの巨匠への道を追いかけている。
彼のきらびやかさとかけ離れた実直なピアノが好きなのである。
この演奏は,グルダの転がるようなピアノとも,内田光子の入魂の激しいモーツァルトとも異なる,華やかさ
よりも,キーシンの心の内を聴かせてくれるような演奏である。
20番第1楽章は,交響曲を聴くような重厚な響きである。

日中は暑さのため,事務室で仕事も音楽も手につかなかったが,やっと仕事と音楽に向かうことができた。