降雪量は大したものではないので,道路は間もなくアスファルトが見えるでしょう。
今日は,サイモン・シンの「暗号解読」について。
10年ほど前に,夢中で読んだ本ですが,この本の中にある,第二次大戦下のドイツの暗号作成機「エニグマ」の暗号を解読する若き天才数学者アラン・チューリングを主人公とする映画「イミテーション・ゲーム」が今日大都市で公開されます。
「暗号解読」は,良質の推理小説を読むように憑りつかれ一気に読みましたが,その後,当時中学生だった息子にその本を引き継ぎました。
映画でアラン・チューリングがどのように描かれているのか,サイモン・シンの本との比較をしなければいけないと思い,新潮文庫を買い込み今回も一気に読みました。


暗号は古代から秘密の通信手段として使われてきており,特に軍事戦略には不可欠なもののようです。
そして,暗号に解読はつきもので,イタチごっこのように巧妙複雑な進化を繰り返してきたようです。
私は,この本の冒頭,スコットランド女王メアリーとイングランドのエリザベス女王との暗号戦で,すっかり「暗号解読」にはまりました。
007でもお馴染みのとおり,英国は諜報先進国ですが,ドイツの暗号解析には数千人態勢で臨んだようで,第二次大戦終結を早め,被害者減少に寄与したと言われています。
一人の若き天才数学者チューリングがどのように描かれているか,映画公開を待ちわびていますが,田舎ではいつ公開されるか不明です。
私たちの日常生活は暗号なくして成り立たないと言えます。ATMで暗証番号を入力するのもその一つですし,私の本業でもオンライン処理をする場合は,データを暗号化して送信します。
インターネットは暗号化なしには考えられません。
今日もオンラインによる登記申請が3件あります。