2025年02月04日

クリフォード・ブラウン/スタディ・イン・ブラウン

最強の寒波来襲と報道されております。不要不急で出歩かないようにしています。

引退老人の私は,このような時は,自宅に籠って相変わらず音楽三昧です。

最近は,若いころから買いためていたLPの中から気に入ったジャケットを引っ張り出して聞いております。

今朝の一枚は,クリフォード・ブラウンのスタディ・イン・ブラウンに針を下ろしました。

スタディ・イン・ブラウン.JPG
クリフォード・ブラウンtp マックス・ローチds ハロルド・ランドts リッチー・パウエルp ジョージ・モロウb 1955.2.23,24 ニューヨーク エマーシー録音

クリフォード・ブラウンは,1956.6.26自動車事故で,このLPで共演しているリッチー・パウエルと共に亡くなったのですが,その1年前の録音です。
マックス・ローチdsと共に双頭コンボでエマーシーにたくさんの録音を残していますが,そのいずれも二人の力を聞くことのできるものです。

クリフォード・ブラウンといえば,完璧なテクニックと豊かな歌心,わずか3年しかない活躍の期間の濃密な音楽をLPを通じて聞いています。
このLPでは,B面最後のトラックでビリー・ストレイホーンの「A列車で行こう」を演奏していますが,SLの音を二つの管楽器が吹いています。いつもまじめなクリフォード・ブラウンですが,ユーモラスな演奏に頬が緩みます。クリフォード・ブラウンをもう1回!



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2025年02月02日

クリフォード・ブラウン/クリフォード・ブラウン&マックス・ローチ・イン・コンサート

関東以西に降雪の予報が出ています。そして,向こう一週間,強い寒波来襲とのこと,明日は立春というのに春まだ遠しです。

今日は日曜,夜明けのjazzは少し遅めの出だしです。

ダイナ・ワシントン,ヘレン・メリル,サラ・ヴォーンの女性3人と共演したクリフォード・ブラウンのエマーシー盤が有名ですが,今朝は,そのクリフォード・ブラウンのLPを聞くことにしました。

イン・コンサート.JPG
クリフォード・ブラウンtp マックス・ローチds ハロルド・ランドts リッチー・パウエルp ジョージ・モロウb 他 1954.8.30,1954.4ロサンゼルスGNP録音

「クリフォード・ブラウン&マックス・ローチ・イン・コンサート」は,ブラウン・ローチクインテットによる唯一のライブ録音のようです。
1956年6月,自動車事故で25歳の若さで亡くなったクリフォード・ブラウンは,どの録音を聞いても伸びやかな音,破綻のないアドリブなど一点の曇りもないところが魅力でしょう。

このLPのA面出だしで,司会のジーン・ノーマン(GNPはこの人のイニシャルがレーベルになっている。)が,MaxRoach All-Stars with Clifford Brownと紹介し,デューク・ジョーダンの名曲ジョーデュで始まります。
23歳のクリフォード・ブラウンのはつらつとしたトランペットとマックス・ローチも見事です。
ファンキーを先取りしていたのではと思えます。
バリバリ吹きまくる曲もさることながらバラードの歌心もいいです。

この録音でピアノを弾いているリッチー・パウエルは,バド・パウエルの弟で,自動車事故でクリフォード・ブラウンと一緒に亡くなっています。


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2025年01月31日

ビリー・ホリデイ/ビリー・ホリデイ・アット・ストーリーヴィル

寒さがぶり返し,今日は真冬日になるらしく,昨日は一時大雪注意報が出ていましたが,今朝の雪は3~4㎝ほどのものでした。

前回,ビリー・ホリデイを聞きましたが,何枚か聞いてみると彼女の歌の深さに引き込まれました。
私の持っているLPは,ほとんど1950年代のもので,絶頂期の録音はCDがほとんどです。
今朝は,1951年と1953年,ニューヨークを離れボストンのクラブ「ストーリーヴィル」でのライブ音源です。

ビリー・ホリデイ・アット・ストーリー・ビル.JPG

1947年に麻薬所持によりニューヨークのクラブで歌うことができなくなり,ついには亡くなるまでニューヨークでのクラブ出演を諦めなければいけないことになりました。
この録音は,ボストンのストーリーヴィルでの録音で同時にラジオ放送されたもののようです。
スタン・ゲッツのLPでこのクラブの録音が著名ですが,このLPでもスタン・ゲッツがバックを務めています。

ラジオ放送らしき司会者の紹介の後に彼女のしっとりした歌声を聞くことができます。
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