引退老人の私は,このような時は,自宅に籠って相変わらず音楽三昧です。
最近は,若いころから買いためていたLPの中から気に入ったジャケットを引っ張り出して聞いております。
今朝の一枚は,クリフォード・ブラウンのスタディ・イン・ブラウンに針を下ろしました。
クリフォード・ブラウンtp マックス・ローチds ハロルド・ランドts リッチー・パウエルp ジョージ・モロウb 1955.2.23,24 ニューヨーク エマーシー録音
クリフォード・ブラウンは,1956.6.26自動車事故で,このLPで共演しているリッチー・パウエルと共に亡くなったのですが,その1年前の録音です。
マックス・ローチdsと共に双頭コンボでエマーシーにたくさんの録音を残していますが,そのいずれも二人の力を聞くことのできるものです。
クリフォード・ブラウンといえば,完璧なテクニックと豊かな歌心,わずか3年しかない活躍の期間の濃密な音楽をLPを通じて聞いています。
このLPでは,B面最後のトラックでビリー・ストレイホーンの「A列車で行こう」を演奏していますが,SLの音を二つの管楽器が吹いています。いつもまじめなクリフォード・ブラウンですが,ユーモラスな演奏に頬が緩みます。クリフォード・ブラウンをもう1回!