2025年01月29日

ビリー・ホリデイ/レディ・イン・サテン

降雪がなく,自宅前の道路に雪が無くなりました。しかし,もうすぐ立春というのに青森市の積雪は80㎝を超えています。

夜明けのJazz,今朝の1枚はビリー・ホリデイの「レディ・イン・サテン」にしました。
ビリー・ホリデイの絶頂期は1940年代までと言われていますが,このLPは1958年,若いころのような声に艶や張りはありません。
それでも私はこのレコードを愛好しています。
レイ・エリスの編曲・指揮のオーケストラをバックに静かに淡々と歌い上げます。

レディ・イン・サテン.JPG

このレコードに針を落とす前に,40年代のレスター・ヤングと共演したCDを聞きました。レスター・ヤングのテナー・サックスが彼女に寄り添います。このCDは,数多い共演の中からCBSがコンプリートCDとして発売したものです。

ビリー・ホリデイ+レスター・ヤング.jpg

このCDのほか,CBSから絶頂期の録音を10枚にまとめた「LadyDay」が出ていますが,この中でもレスター・ヤングとの共演を聞くことができます。

レディ・デイ.jpg

村上春樹氏は,「ポートレイト・イン・ジャズ」の中で,レスター・ヤングとの共演盤について,「あえてその中の1曲といえば,迷わずに「君微笑めば」を僕は選ぶ。あいだに入るレスター・ヤングのソロも聞きもので,息が詰まるくらい見事に天才的だ。」と書いています。
その後にも文学的なくだりがありますが,そちらは本文を是非読んでください。

2つのコンプリートCDにもちろん「きみ微笑めば」が入っています。

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2025年01月27日

ヘレン・メリル/ヘレン・メリル・ウィズ・クリフォード・ブラウン

今週で1月も終わります。大寒の中,暖かい日が続き家の周りも随分雪が減りました。

昨年末で仕事に終止符を打ったので,手許にあるLPを聞く機会が増えました。

今朝は,ヘレン・メリルの盤に針を落としました。
ヘレン・メリルと言えばこのレコード,彼女の代名詞のようなものです。

ヘレン・メリル.JPG

ヘレン・メリルvo クリフォード・ブラウンtp ダニー・バンクスbs,fl ジミー・ジョーンズp バリー・ガルブレイズg ミルト・ヒントンb オスカー・ペティフォードcello,b ボビー・ドナルドソンds クインシー・ジョーンズarr cond 1954.11.22&24ニューヨーク エマーシー録音

誰もが知っているヘレン・メリルの代表作です。このLPによって我が国でヘレン・メリルが知られるようになったのでしょう。
クリフォード・ブラウンtpの女性ヴォーカルとの共演盤3枚のうちの1枚で,豪華で厚みのあるバック・バンドが魅力でもあります。
特に,アレンジと指揮を務めたのは弱冠21歳のクインシー・ジョーンズで絶妙なリズムとバック・バンドの造り出す音が素晴らしい。

クリフォード・ブラウンのトランペットは言わずもがなですが,ピアノのジミー・ジョーンズが洒落ています。

何といってもA面2曲目コール・ポーターの「ユウ・ド・ビー・ソー・ナイス・トウ・カム・ホーム・トゥ」が有名ですが,1曲目「ドント・エクスプレイン」ビリー・ホリデイを思い出します。B面のイエスタデイズやス・ワンダフル,バイ・バイ・ブラックバードなど名曲名演です。

印象的なジャケットとクインシー・ジョーンズの絶妙なアレンジがヘレン・メリルの評価を決定づけたのでしょう。




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2025年01月25日

スノウウォーク2025.1.23

1月も残すところ1週,昨年末からの大雪と奮闘してきましたが,ようやく雪も止み暖かい日が続いています。
例年だと春に備え野外活動として,スノウウォークにより,春の山歩きのための慣らし運転のようなことをしているのですが,あまりの雪の多さに腰が引けておりました。

天気も良く,歩こうと一歩踏み出すことにしました。
通いなれている眺望山への道,国道280号バイパスを内真部交差点から県道2号「屏風山・内真部線」を西に向かいます。
昨年12月から,途中で通行止めになっていますが,私が歩くのはゲートの手前を片道1.5Kmくらいです。

雪・通行止め.JPG

スノウシューを履いて雪上を歩きますが,柔らかいところは表面から20㎝くらい沈みます。

足下.JPG

足跡2.JPG

足跡1.JPG

田んぼは一面の雪原,かなたには八甲田と雲谷スキー場が見えています。

雪原.JPG

雪上歩行の折り返し点は北海道新幹線の高架橋,右方向は北海道に伸びています。

北海道新幹線.JPG

スノウシューとはいえ,雪の柔らかい場所でめり込むので,往復3Km歩いて足に疲れを感じました。
これからの鍛錬,春までの課題です。






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