2025年02月16日

ボビー・ティモンズ/ボビー・ティモンズ・トリオ・イン・パースン

この土日は暖かい日が続いています。
2月も半ば,そろそろ野外が恋しくなってきましたが,まだ雪が深く,山を歩くことができません。

そのような事情で時間があれば,若いころから買いためたLPの中から気に入ったジャケットを取り出してレコードに針を落としています。
今朝は,ファンキーそのものボビー・ティモンズ・トリオ・イン・パースンにしました。

ボビー・ティモンズ・トリオ・イン・パースン.JPG

ボビー・ティモンズp ロン・カーターb アルバート・ヒースds 1961.10.1ニューヨーク,ヴィレッジバンガード録音(リバーサイド)

前回までジャズメッセンジャーズを何枚か聞きましたが,ベニー・ゴルソンと共に黄金期を支えた名ピアニストで作曲者ボビー・ティモンズのトリオによるクラブのライブ録音です。
ボビー・ティモンズといえばモーニン始め多くの名曲で知られています。
ベースは著名なロン・カーター,ドラムスはヒース三兄弟の末弟アルバート・ヒースです。

A面1曲目「枯葉」しっとりとしたビル・エバンスやバド・パウエルを思い浮かべるソニー・クラークとは違う音とリズムがあります。
黒人音楽の根源というものが感じられるような気がします。


今日は,午前中,歩ける範囲で,山に向かう道をひと歩きしてきます。



posted by hit at 09:19| Comment(3) | 夜明けのJazz | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年02月14日

アート・ブレイキー/モーニン

強烈な寒波も一段落しそうです。まだ強風が吹いています。

夜明けのジャズ,アート・ブレイキーが続いていましたが,今朝は,ジャズメッセンジャーズ最大のヒットLP「モーニン」です。
前々回のサンジェルマンでもモーニンが演奏されましたが,今回はスタジオ録音です。
この録音が,NHK/BS「美の壺」のBGで使われていましたね。

モーニン.JPG

1958.10.30 ニューヨーク録音(ブルーノート)
アート・ブレイキーds リー・モーガンtp ベニー・ゴルソンts ボビー・ティモンズp ジミー・メリットb

音楽監督ベニー・ゴルソンのテナーとリー・モーガンのトランペットが絶妙のハーモニーを奏でます。スタジオ録音だけあって一分の乱れもありません。若々しいモーガンのトランペットが冴えています。

LPのタイトル曲モーニンは誰でも聞いたことのある名曲ですが,作曲者ボビー・ティモンズのピアノが聞き手を虜にします。
モーニン,ブルースマーチなどメッセンジャーズを代表する曲が演奏されていますが,そのほかにスタンダード曲「カム・レイン・オア・カム・シャイン」がとても楽しい。ソリストそれぞれソロが見事です。

それにしても,ブレイキーの野性味あふれるドラムは,今回LPを聞いてかつて聞いた生のコンサートを思い起こさせます。
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2025年02月12日

アート・ブレイキー/パリ・ジャムセッション

大寒波が去りました。立春が過ぎてからの大雪で各地に被害が出ました。
今朝は除雪の必要もなく平穏な朝を迎えます。

夜明けのジャズ,まだ夜が明けていませんが,今朝の1枚は引き続きアート・ブレイキーです。

パリ・ジャムセッション.JPG

アート・ブレイキーds バド・パウエルp リー・モーガンtp ウェイン・ショターts バルネ・ウィランas ジミー・メリットb ウォルターデイビスp
1959.11.15パリ・シャンゼリゼー劇場録音(フォンタナ/マーキュリー)

前回の「サンジェルマン」の1年後にジャズメッセンジャーズはまたパリを訪れます。
前年のメンバーからベニー・ゴルソンtsが抜け,ボビー・ティモンズが渡欧しなかったため,パリのサックス奏者バルネ・ウィランがアルトを吹き,しばらくパリにいたバド・パウエルがピアノを弾いています。
B面ではバルネ・ウィランとバド・パウエルが抜け,ピアノをウォルター・デイビスが弾いています。

前年も今回もブレイキーはフランス映画の音楽を依頼されており,そのための渡仏だったのかもしれません。

大聴衆の中の演奏で盛り上がります。
旧知のブレイキーとバド・パウエルの再会とあって,バド・パウエルは快調です。
自作2曲,バド・パウエルのうなりが聞こえてきます。

十八番のブルースマーチでは,ブレイキー以外の全員が打楽器に持ち換え,ブレイキーの野生的なドラムが炸裂します。
生で聞いた40年前を思い出しました。

posted by hit at 06:25| Comment(2) | 夜明けのJazz | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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